#875【消しゴム塗装】シシカバブー(キン肉マン キン消しPART3)

2025年3月6日

今回は、1980年代のキン消しレギュラーシリーズPART3から、シシカバブーです
キン肉星、バーベキュー族の超人。
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART3 シシカバブー
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogシシカバブー塗装の動画

Youtubeで塗装動画

Coming soon

before~after

このシシカバブーのキン消しそのものは当時物、ラインナップされたPART3のブックレットです
こちらのミニブックは、後年に発売された全418体コンプリートの限定生産BOXに付録された復刻版です

PART3ではここまで、今回のちょっと地味キャラでも、ビーンズマンやミリオンヘルなどをペイントしてきました

シシカバブーの塗装前です
ペールオレンジの仕様、しっかり自立しますが、他の超人と比べてもずんぐりむっくり造形。バンダイ正規品ですがかなりディフォルメされた感のあるデザインでした

塗装後のレビューを先に
超人図鑑カラーも参考に、劇場版での登場シーンも見ながら配色を決めペイントしていきました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から塗装の様子は記録していますので、ここから詳しくご覧ください

いつも通りの下処理から作業を進めました

キン消し・デカ消しの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは、下地塗装から。シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュというカラーを、水で溶いて全体に塗りました
かなり白に近いフレッシュカラーです
マットな表面にできその後の塗装効率が上がるので、このベース塗装は最近は消しゴムペイントでは必須で行っています

台座プレートにも下地として塗りました

色分けの1色目は、肌カラーです
ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュを塗りました
少し濃い色味を出す肌カラー
もともと粘性高く隠ぺい力は強いですが、下地の白も効いたと思います

色分け次は緑です。上半身のコスチューム、シャツに
ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブ
緑といえば、、一番多用しているカラーです
先のフレッシュとの色分けもあったので、慎重に色を入れました

緑の色味を変えて
ブーツには、シタデルカラーのBASE、キャリバングリーンを使いました
こちらも粘性の高い、扱いやすい塗料です

スポットですが、パンツのバンド部分に黄色
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです

本来は隠ぺい力に課題ありのイエローですが、下地の白が効きました

ここで黒。ファレホのゲームカラー、ブラックを使用です

パンツ、目、そしてとさかのデザインに使用しました
極細筆で丁寧に色分けしました

とさかに色味を変えて、銀色
ファレホのゲームカラー、シルバーです
さすがの銀の発色の良さです

赤です。頭部の装飾に。
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
鮮やかな赤カラー
この色で今回は台座プレートの上塗りもしました
プレートのサイズは直径3cmのものを使っています

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

色分けの最後は特徴的な唇にピンク
シタデルカラーのLAYER、フルグリムピンクを使いました

肌カラーに陰影を付けるために
シタデルカラー・コントラストのスケルトンホードを水で溶いて薄くして染め塗りです

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
オール筆塗り、下地塗装から上塗りの大きく2段階の工程です

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン消し、レギュラーシリーズのパート3、シシカバブー、キン肉星バーベキュー族の超人を水性アクリル塗料でペイントしました

シシカバブーの超人強度は95万パワー。キン肉星人四部族のひとつ、バーベキュー族、
長老シャミカバ・ブーの子で、宇宙超人カーニバルの優勝者という設定でした。
アニメ版本編には登場していませんが、劇場用作品「キン肉マン 大暴れ!正義超人」にゲストキャラクターとして登場し、キン肉マンと共闘しました

◆関連する初期のころのキャラクターの模活記録記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年3月6日

Posted by Mさん模活時間の記録