#694【キン消しを塗装する方法】デカ消し・第8弾(H型)ビッグ・ザ・武道<アニメカラー>

2024年1月13日

今回は、丸越製のデカ消し、第8弾H型のビッグザ武道。
完璧超人のドン、アニメカラーでペイントしました

Point☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・9cmサイズのキン消し、丸越製「デカ消し」を塗装
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

塗装の様子をYoutube動画で見る

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可塑剤を抜く塗装前の下処理

デカ消し、第8弾に封入されていたブックレットです
この弾は、悪魔騎士、ドクターボンベなど、ストーリー上重要な役割を持つ超人と、ビッグラジアルなど、当時は本編での活躍はほとんどなかった読者投稿超人で構成されていました

塗装前の状態です
保管状態は良く、汚れや傷はほとんど見当たりませんでした
ヘビー級の超人ですが、他のデカ消しとスケール感は同じ、場合によっては少し小さく見えたりもします

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

キン消し、デカ消しの塗装前の下処理はおよそこんな感じで進めていきます

煮沸して、曲がり癖を直し自立できるようにして、表面の埃や油分をとる

ベンジン漬けして、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹きかけて塗装の下地を作る

水性塗料(シタデルカラー+ファレホ)で色塗り

そして塗装です
色塗りの様子は、カラーごとにダイジェストで見ていきます

下地塗装

下地塗装から見ていきます

まずはシタデルカラー・コントラストのシャイシュパープル
面の奥、そして腕についた防具に塗りました
紫の下地にしています

グリフチャージャーグレイ
面積の大きい、ボディ(アンダー)の下地色にしました

シタデルカラーのコントラストは、本来は仕上げにも使えて、BASE、シェイド、ハイライトがひと塗りで表現できるという液体塗料
顔料を含むため下地にもなり、液体なのでスミ・溝に流れ込み色分けが速くできるので、上塗りの目安をつけるという意味でも最近はこんな使い方をしています

ボディの赤の下地に、ブラッドエンジェルレッドを使いました
この下地の赤が入って、あぁなるほど、アニメカラーの武道のイメージになりました

今回使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆。
面積の広い箇所にはブラシを使って、効率よく、時短させながら塗っていきました

下地の最後は、ファレホのゲームカラー・デッドホワイト。
下半身と、面の格子の部分です

ファレホは、スペイン発の水性アクリル塗料
この白も、粘性が高くて隠ぺい力が強い優秀なカラーです
とはいえキン消しのペールオレンジの地に直接の塗入れなので、薄く、重ねてを繰り返して色を載せていきました

今回の塗装で下地に使った塗料がこちら

上塗り塗装

工程は下地塗り~上塗りの2段階

ここからは上塗りです

まずは赤を、シタデルカラーのBASE、メフィストンレッド
これで、少々下地でムラが出ていた赤が、整いました

続いて足、シタデルカラーのBASE塗料・ザファングです
少しこだわって、この箇所だけに一色使いました

紫を上塗り
ファレホのゲームカラー、ラストフルパープルです
細かな個所が多いので丁寧に、ただ、この後白の重ね塗りもあるので、あまり臆病にはならずペイントしていきました

シタデルカラーの紺色、BASE塗料のナイトロードブルーです
面積の広い上半身のカラー
ムラにならないように、テクニカルの「ラーミアン メディウム」という溶剤を使いながら塗っていきました

白、デッドホワイトを2度目の塗入れ

「武道」の文字は、ゼブラのマッキーケア・超極細マーカーで書き入れました

仕上げの白、シタデルカラーのレイヤー・ホワイトスカーです

上塗りで用いた塗料がこちら
塗装にかかった時間は約70分でした

塗装後

色塗り後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを全体に吹き乾燥させて完成、これがトップコートになります

アニメカラーの武道。
同じフォルムで、原作カラーと、あとはストロングザ武道も塗れそうなので今度挑戦してみようと思います

ビッグザ武道は、剣道をモチーフにした完璧超人。完璧・無料大数軍で「完傑」の称号を持っていた実力者。正体はネプチューンキングで、リングの周囲に剣山を配置するソード
デスマッチの考案者。日本出身で、超人強度は5000万パワー。

塗装シーンのみをYoutube動画で見る

塗装シーンのみを動画にしました

まとめ~あわせて読みたい記事

デカ消し・でかキン消しは、キン肉マンのアニメ第1次ブームだった1984年~86年に、全12弾まで展開されたゴム消しフィギュアシリーズで、レギュラーサイズのキン消しよりも一回り大きい約9㎝の体長でできていました

ということで、今回は、キン肉マンのデカ消し・第8弾H型からビッグザ武道、アニメカラーで色塗りしました

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年1月13日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c