#644【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第6弾(F型)カニベース
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第6弾、F型のカニベースを塗装しました。
・キン肉マンに出てきたカニの姿をしたドジの超人は?
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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2体目の色塗りです。超人オリンピックに登場した思い出深き超人のデカ消しです。
塗装の様子をYoutube動画で
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可塑剤を抜く、キンケシ塗装前の事前準備
当時物、第6弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
バッファローマンやスプリングマンなど悪魔超人の有名どころや、今回塗装のカニベースやオイルマン・タイルマンなど超人オリンピックで出会った超人、なかなか個性的な面々の弾です。
丸越製の正規品にはこんな封入物があったのは当時全然気にせず遊んでいました。
まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、黒ずみなどはありましたが塗装には影響のないレベルでした。
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キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/07/Recipe-15-346x530.png)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
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・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
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・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
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・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料でキン消しの色塗り・塗装
そして塗装。です。
色塗りの様子はハイライトにまとめています。
工程は下地塗り~上塗りと2段階。
まずはキンケシの地に下地を作っていきます。
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シタデルカラーのコントラスト、ヴォルパスピンクという塗料。
最終的にピンクに塗る目の下地として着色しました。
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黄色の下地、イアンデンイエローです。
手の部分に塗りました。
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続いてグリフハウンドオレンジ。
足と、胴体腹の部分のカラーの下地にしました。
このコントラストという種類の塗料は、下地になる顔料を含みつつ、液体塗料なので隅には流れ込んでいって速く色分けができるため、上塗りの目安を付けるという意味でも大変重宝しています。
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鼻、目と口にバシリカヌムグレイ。
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歯の部分に、アポシカリーホワイトを塗りました。
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下地最後は、ワープライトニングです。
今回の塗装では、ボディのメインカラー、の下地として使いました。
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こちらがカニベースの下地塗りに用いた塗料です。
上塗りもカラーごとに見ていきます。
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まずは足と、腹の部分、シタデルカラーのジョケイロオレンジ。
もともと隠ぺい力の強いカラーですが、下地・グリフハウンドオレンジも効いて上手く色が乗りました。
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シタデルカラーのコラックスホワイトです。
歯の部分に塗った、白です。
今回の塗装ではもっとも細かな個所でした。
筆は、基本は面相筆。面積が広くて余裕がある箇所は、模型用のブラシなどで時短させながら効率よく塗っていきました。
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目、シタデルカラーのレイヤー塗料、フルグリムピンクを塗りました。
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口の中、黒色のアバドンブラックです。
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面積の大きいボディカラーは、ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブを塗りました。
隠ぺい力は強く、粘性は高く作られた塗料
深い黄緑色。最近、緑では一番多用しているカラーです。
ここ数か月、これまでメインで使ってきたシタデルカラーと並行して、スペイン発の水性塗料ファレホを使うようになりましたが、シタデルよりも全体的に明るめのカラーが多い印象でキンケシの塗装仕上がりもだんだん明るくなってきました
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黄色の上塗り、シタデルカラーのアヴァーランドサンセット。
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オレンジの仕上げに、再度コントラスト・グリフハウンドオレンジを水で溶いて、スミ入れ的に使いました。
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塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを吹き付けて、
乾燥させて完成、トップコートの役割も果たします。
塗装後
塗装後がこちら。
今回の着色は、アニメカラーのイメージです。また次、原作・図鑑カラーでも塗ってみようと思います。
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塗装シーンのみの映像をYoutube動画で
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
カニベースの超人強度は2パワー。
イタリア出身の超人で、カニがモチーフ。
殻は持っていないものの、両手のハサミにちなんでカニを名乗っています。
現在確認されている中では最も低い超人強度を誇る超人で、じゃんけんに勝つために
手の形状・腕の本数まで変えた経験を持ちます
というわけで、今回はでかキンケシ・第6弾から、カニベースのペイントでした。
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