#476【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第1弾(A型)ビッグ武道
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第1弾A型の、ビッグザ武道をペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第1弾A型「ビッグ武道」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogで塗装の記録を見る
Youtube動画
before~after
記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました


ビッグザ武道、この造形はデカ消し第1弾でしか存在しないレアなデザイン。
もともとは読者応募のこちらが元祖のスタイル
ブックレット上は「ビッグ武道」の記載です
ストーリー上登場したビッグザ武道はデカ消しでは第8弾でリリースされました



まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました



塗装後のレビューを先に
今回は、デカ消し10体がセット販売された「マッスルファイター」という商品の箱記載のカラーを再現するイメージで色を決めました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、ボディ中央の青
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイを使いました
明るいシタデルの青カラーです
粘性高く扱いやすい塗料

次に。シタデルカラーのLAYER、エシングレイという塗料を使いました
こちらは濃い、グレーの塗料
上塗り用のLAYERという種類のカラーです
胴着の上半身、ブーツに使いました

スポットで黄色。ファレホのモデルカラー、ディープイエローです
白の下地が効いて、本来は隠ぺい力弱めの黄色ですが一発で色が乗りました

次に明るいグレーのカラー
シタデルカラーのBASE、セレストラグレイです
面の中のカラー、そして頭部、竹刀の持ち手はこのカラーにしました

赤です ファレホのゲームカラー・ブラッディレッドです
フェイス・面の格子、胴着の縁取りラインに使っています
青・黄色・赤でずいぶんカラフルなカラーリングです

ボディの武道の文字 面のカラー、グローブ、胴着のカラーとして黒
ファレホのゲームカラー、ブラックです
背中の竹刀のひもにも使っています

竹刀のケース、そして脚部に肌カラー
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュを使いました
粘性の高い、隠ぺい力強い、濃い色味のフレッシュカラーです
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

ここからは陰影を付けて質感を高めるために
シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて染め塗り

最後は主に胴着や面の上に、シタデルカラーのシェイド・ナルンオイルを全体に流し入れるように塗りました
これで質感が高まり、陰影も出ました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約60分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
ビッグザ武道、当時の表記はビッグ武道を、マッスルファイターの箱カラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事
ストーリー上登場したビッグザ武道は、剣道をモチーフにした完璧超人。完璧・無料大数軍で「完傑」の称号を
持っていた実力者。正体はネプチューンキングで、リングの周囲に剣山を配置するソードデスマッチの考案者。日本出身で、超人強度は5000万パワー。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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