【レビュー】ムシャガンダム&信玄頑駄無を3キット比較!BB戦士の歴史を辿る組み立て体験 #948
今回は、先日制作した「BB戦士・武田信玄頑駄無」をきっかけに、歴代の「ムシャガンダム」シリーズから過去キットを引っ張り出して、3種類の信玄頑駄無を組み立てて比較レビューしてみました。

No.17 ムシャガンダム(1988年発売)
まずは「No.17 ムシャガンダム」。こちらは1988年に登場したキットで、「プラモ狂四郎」に登場した改造ガンプラが元ネタ。当時はまだ「SD戦国伝」シリーズではなく、「ムシャガンダム」というカタカナ名で展開されていました。


今回は軽装タイプを組み立て。シンプルな構成ながら、戦国伝シリーズの起点となった歴史的なキットです。
No.55 信玄頑駄無(1990年発売)
次に紹介するのは、「No.55 信玄頑駄無」。1990年公開の邦画『天と地と』とのタイアップで、「謙信頑駄無」と同時に発売されたキットです。


ベースは先述のムシャガンダムで、一部成形色や兜飾りなどが新規パーツとして追加。こちらも軽装形態を再現しました。
No.331 武田信玄頑駄無(2009年発売)
3体目は「No.331 武田信玄頑駄無」。2009年発売の「SD戦国伝・武神降臨編」の第1弾としてリリースされました。およそ20年ぶりにリメイクされた信玄頑駄無です。


こちらも軽装タイプで組み立て。現代的なディテールとプロポーションで、以前の信玄頑駄無とは一線を画す仕上がりです。
各キットの比較と見どころ
3体の軽装タイプを並べてフロントビュー&リアビューで比較してみると、ムシャガンダムと初代信玄頑駄無は共通パーツが多く、シルエットはほぼ同じ。一方、武神降臨編の信玄頑駄無は全体のスケール感や装備構成が大きく進化しています。



武者台座の組み立て:3キットの違いを比較
各キットには「武者台座」が付属しており、武装状態のディスプレイが可能です。
- ムシャガンダム:スタンドに肩アーマーや兜、バックパックを装着。薙刀と刀もディスプレイでき、当時としては非常に完成度の高いギミック。
- 信玄頑駄無:兜飾りの形状が新規パーツになっており、ムシャガンダムとの差別化がされています。
- 武神降臨編・信玄頑駄無:脚部カバーがサイドパーツになり、前後の鎧をしっかり連結。肩アーマーもバックパックに固定され、非常に洗練された構成です。



いずれも筆塗りで仕上げており、水性アクリル塗料を中心に、シタデルカラーとファレホを併用しています。
最後に:新旧の信玄頑駄無を並べてみた
最後に、軽装タイプにフル武装を施した「ムシャガンダム」と、新旧の「信玄頑駄無」を並べて撮影。約20年の時を経て進化したデザインの違いが一目で分かります。



まとめ
今回は、1988年から2009年までの間に発売された「ムシャガンダム」と「信玄頑駄無」3体を組み立てて比較レビューしました。SDガンダムBB戦士の歴史を感じられる貴重なキットたち。コレクションや再塗装にもおすすめです!
今後もSD戦国伝シリーズを中心に、過去キットのレビューを続けていく予定です。ガンプラファンの方はぜひチェックしてください!
