【SDガンダムBB戦士 No.157 雷龍頑駄無】素組みから筆塗り全塗装まで|超SD戦国伝 武神輝羅鋼編 #946
今回は、1996年2月発売の「SDガンダムBB戦士 No.157 雷龍頑駄無」を製作していきます。シリーズは「超SD戦国伝 武神輝羅鋼編」。まずは素組みからスタートです。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!
今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!
◆素組み組立
◆塗装その1
◆塗装その2
■ キット概要と開封レビュー
雷龍頑駄無は、地上最強編・伝説の大将軍編に登場した「白龍頑駄無」および「頑駄無白龍大帝」の息子という設定。価格は定価500円で、パーツは2袋構成。メッキパーツは2色成形で、ジュエルシールや通常シール、ポリキャップが付属しています。




武器は神龍戟(しんりゅうげき)。説明書は4ページ構成で、コミックワールドは通算151話、「武神輝羅鋼編」第1話として掲載されています。


■ 素組みでの組み立て工程
まずは腕から順に各パーツを組み立て。接着にはMr.セメント(流し込みタイプ)を使用。パーツはすべて薄刃ニッパーで丁寧にカットして準備しました。

ジュエルシール「宝雷石(ほうらいせき)」は兜に貼付け。ピンセットで丁寧に位置を合わせながら貼りました。






軽装タイプでは頭部・胴体・脚部・腕部をジョイント。バックパックはドラゴンヘッドと連結し、かなり豪華な仕上がりです。ここで素組みは完了。塗装に備えて、Mr.スーパークリア(つや消し)を吹いて下地処理を行います。

【塗装その1】各部位のベース塗装とカラー分け
使用する塗料はすべて水性アクリル。シタデルカラーとファレホを併用し、すべて筆塗りで仕上げています。
● 下地塗装
最初に塗ったのは、ファレホ・ゲームカラーの「エルフィックフレッシュ」。白に近いフレッシュ系カラーで、全体の発色を良くするための下地に使用。下地の有無で後の塗装効率が大きく変わります。

下地には他にも、
- デッドホワイト(ファレホ)
- コラックスホワイト、レイスボーン、ホワイトスカー(シタデル)
- パリッドウィッチフレッシュ(シタデル)
なども場面に応じて使い分けています。
● カラー分けと塗料
- ブラック(ファレホ):フェイスや目のスミ入れに使用。
- グレー(シタデル・エシングレイ):胴体や腕部に。
- レッド(ファレホ・ブラッディレッド):腕部、脚部、胴体に鮮やかに発色。
- ゴールド(シタデル・レトリビューターアーマー):頭部や背面、細部に多用。
- ホワイトスミ入れ(シタデル・アポシカリーホワイト):白パーツの陰影付けに。
- ストームシールド(シタデル・テクニカル):元の白成形パーツにマット質感を追加。

筆は面相筆をメインに、広い面積は刷毛やブラシで効率よく塗装。下地塗り~上塗りを2段階で実施し、この工程だけで約50分ほどかかりました。
【塗装その2】武装・アーマーパーツの塗装工程
ここでは主にアーマーや武器など、装備パーツを中心に塗装しています。
● ベース塗装と色分け
- 下地:エルフィックフレッシュ(再使用)
- ブラック(ファレホ):ドラゴンパーツ(肩アーマーなど)
- グレー(シタデル・エシングレイ):アーマーに使用
- レッド(ファレホ・ブラッディレッド):兜・肩アーマー・鎧・龍の目に
- グリーン(ファレホ・ミディアムオリーブ):兜やドラゴンパーツに
- シルバー(ファレホ):神龍戟の刃や兜の一部に
- ゴールド(シタデル・レトリビューターアーマー):神龍戟、兜、鎧、肩アーマーなど
- スミ入れホワイト(シタデル・アポシカリーホワイト)
- 表面仕上げ(シタデル・ストームシールド)

この塗装工程には約70分を要しました。
■ 完成組み立てと最終仕上げ
全パーツの塗装が終わったら、再度組み立て。フェイスのシールも丁寧に貼って仕上げます。









- 軽装タイプの完成形をチェック(フロントビュー&リアビュー)
- 武装パーツを装着して「雷龍頑駄無」としてフル装備状態へ
- 神龍戟はバックパックにマウント可能
- パーツ換装により「神龍雷激波形態(じんりゅうらいげきはけいたい)」にも変化!
使用塗料まとめ(筆塗り・水性アクリル)
- シタデルカラー(BASE/LAYER/CONTRAST/TECHNICAL)
- ファレホ(ゲームカラー/モデルカラー)
- トップコート:水性つや消し(スプレー)


おわりに
1996年発売のキットながら、パーツ構成や造形は非常に完成度が高く、現代の塗料と技術でしっかり仕上げることができます。特に戦国伝シリーズのキットは、ゴールドやジュエルシールの映えが楽しく、筆塗りとの相性も抜群です。


