【SD戦国伝 武神降臨編】BB戦士 No.331 武田信玄頑駄無を筆塗りで徹底製作!#941

2025年6月6日

今回は、BB戦士 No.331「武田信玄頑駄無」(SD戦国伝 武神降臨編)を、素組みから全塗装まで丁寧に仕上げていきます。
2009年発売、定価600円のコストパフォーマンスに優れたキットですが、成形色やパーツ構成にはしっかりと工夫があり、筆塗りによってグッと完成度を高めることができます。


1. キットの概要と内容紹介

本キットは、**武者烈伝シリーズ「烈火武者頑駄無」**のパーツを流用しつつ、新規造形の兜飾り・軍配・旗印・足軽兵などが追加されたモデル。説明書には、武田信玄に関する解説もあり読み応えがあります。

  • 発売:2009年
  • 定価:600円(税別)
  • 成形色:4色+ポリキャップ+シール
  • 武器:来国長、虎炎の薙刀、タネガシマ、虎咆扇、幟旗
  • 鎧パーツは脱着式で、軽装形態⇔武将モードへ変形可能
  • 軽装時は可動域も良好

旗印(幟)は説明書をカットして作成するタイプ。BB戦士シリーズらしいギミックと遊び心が詰まっています。


2. 組み立て(素組み)

組み立てには、タミヤの薄刃ニッパーMr.セメント流し込みタイプを使用。
合わせ目処理はせず、基本的にはめ込み&接着のみで丁寧に組み立てました。

この時点では、目のシールのみを使用。
パーツの仮組みが終わった後は、**Mr.スーパークリア(つや消し)**を全体に吹いて、塗装の下地作りをしています。


3. 【塗装その1】軽装モードの塗装

使用塗料はすべて**水性アクリル塗料(シタデルカラー・ファレホ)**を使用。
筆塗りで色分けを明確にしつつ、パーツの質感を引き出すことを重視しました。

使用カラーとポイント

  • 下地色:ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
  • :ファレホ「ブラック」/胴体・腕・脚など
  • :ファレホ「シルバー」/額など
  • :ファレホ モデルカラー「ライトグリーン」/頭部・胸部
  • :ファレホ「ブラッディレッド」→仕上げに**シタデル「ブラッドエンジェルレッド」**で質感アップ
  • :シタデル「レトリビューターアーマー」
  • トップコート:シタデル「ストームシールド」でマット仕上げ

広い面積には**シタデル「ラーミアンメディウム」**で薄めてムラを防止。
塗装時間は約60分。工程は「下地 → 色塗り → トップコート」の3段階。


4. 【塗装その2】武将モード(鎧装着後)の塗装

引き続き、水性アクリル塗料で筆塗り塗装を行います。
鎧や兜などの大面積部分が多いため、濃色(黒・金)の発色と質感表現が肝になります。

主な使用カラー

  • 下地:エルフィックフレッシュ(白系)
  • :ファレホ ブラック/兜・鎧など
  • :シタデル レトリビューターアーマー/兜・鎧・アーマー
  • :ファレホ ブラッディレッド + ブラッドエンジェルレッド(上塗り)
  • トップコート:ストームシールド(マット)
  • 細部塗装:極細筆で仕上げ

塗装時間は約50分。塗りムラ防止のため、ラーミアンメディウムを活用。


5. 【塗装その3】武器・防具・足軽兵パーツ

最後に、武器パーツや付属の**足軽兵 暴留(ぼうる)**の塗装を行います。

カラー別詳細

  • :ファレホ ブラック/幟・軍配・刀・足軽兵ボディなど
  • :ファレホ シルバー/長刀・刀の刃
  • 水色:ファレホ「サンライズブルー」/足軽兵ボディ
  • ライトグリーン/足軽兵目など
  • :レトリビューターアーマー/軍配・長刀・足軽兵など
  • :ブラッディレッド → ブラッドエンジェルレッド(上塗り)
  • ポイント追加:シタデル「ワープライトニング」で頭頂部にアクセント
  • 仕上げ:トップコートはストームシールドで統一感を持たせる

幟旗は説明書をカットして作成。軍配にはシールを丁寧に貼り付け、武将らしい装飾を演出しています。

塗装時間:約70分。


6. 完成レビュー

武田信玄頑駄無、軽装モードと武将モードを両方再現可能なキット。
塗装により可動範囲がやや制限されるものの、仕上がりの重厚感と武将らしさが大幅アップしました。

完成画像ギャラリー

  • フロントビュー(軽装/武将)
  • リアビュー(軽装/武将)
  • 足軽兵 暴留との並び立ち

まとめ:BB戦士 武田信玄頑駄無は筆塗りで映える!

「武田信玄頑駄無」は、素組みでも十分楽しめますが、水性アクリル塗料による筆塗りで一気に完成度が上がる好キットです。
特に戦国武将モチーフの金・赤・黒のカラーリングは、シタデルカラーとファレホで表現すると効果的。

今後も「SD戦国伝」シリーズのキットを中心に、塗装の様子を詳しくお届けしていきます。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年6月6日

Posted by Mさん模活時間の記録