【SDガンダムBB戦士 No.116】頑駄無阿修羅王を素組み&筆塗りで製作|使用塗料や工程を徹底解説!#944

2025年6月14日

今回は、1993年に発売されたSDガンダムBB戦士 No.116「頑駄無阿修羅王」(新SD戦国伝・伝説の大将軍編)を製作します。地上最強編で登場した阿修羅頑駄無の進化形であるこのキットは、新規造形で構成された逸品。この記事では、素組みから筆塗りによる塗装、仕上げまでの工程を詳しくご紹介します。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

◆素組み・組立

◆塗装その1

◆塗装その2


キットの内容と特徴

  • 発売年:1993年
  • 定価:500円
  • 成形色:赤・グレー系の2色+ゴールドメッキ
  • 付属品:スプリング・ポリキャップ・シール
  • 武器:荒神の杵(こうじんのしょ)、神威の戟(かむいのげき)
  • 特徴:ランナーロック式の接続構造、過去キット「仁王頑駄無」「不知火頑駄無」の強化パーツが付属
  • 説明書:縦型・コミックワールドPART110付き

パーツ構成はシンプルで、2袋に分かれて封入されています。


素組み工程|プラモデル用接着剤と薄刃ニッパーで丁寧に組立

使用工具:

脚部・腕部・頭部・胴体と順に組み立て。胴体は腕部と腰部が分割構造で、ランナーロックにより安定した可動が可能です。武鋭須砲(ブエスキャノン)はスプリング発射ギミック付きで、ポリキャップを使ってバックパックに装着。

素組み状態でも充分に魅力があり、まずは軽装形態で組み上げたのち、鬼面・鳥面・獣面を組み合わせた**鬼舞虎(きまいら)**の鎧を装着し、頑駄無阿修羅王が完成します。


塗装その1|ベースカラーからの筆塗り工程(所要時間:約70分)

使用塗料:

  • ベースカラー:ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
     → 白系の下地として使用。筆ムラが出にくく、塗料のノリが良い。

色ごとの塗装内容:

  • 青(胴体):シタデルカラー BASE「カレドールスカイ
     → 白成形パーツからの色替えに使用。
  • 銀(武器・頭部):ファレホ ゲームカラー「シルバー」
  • グレー(手):シタデルカラー LAYER「エシングレイ
  • 白の上塗り:ファレホ「デッドホワイト」
  • 赤(肩・胸部):ファレホ「ブラッディレッド
  • 黒(顔・目の下地):ファレホ「ブラック」
  • 金色:シタデルカラー BASE「レトリビューターアーマー」

極細筆を使い、細部の塗り分けも丁寧に仕上げました。


塗装その2|金色の比重が高い重装備パーツの塗装(所要時間:約80分)

主なポイント:

  • 鬼面・鎧の金色部分が広範囲にわたるため、レトリビューターアーマーを中心に塗装
  • 緑(目):ファレホ モデルカラー「ライトグリーン
  • 白彫刻部分:シタデルカラー「アポシカリーホワイト」(コントラスト)を水で溶いて陰影表現
  • 成形色そのままのパーツ:シタデル・テクニカル「ストームシールド」で表面仕上げ

使用塗料の特徴|ファレホとシタデルカラー

  • ファレホ(Vallejo)
     水溶性アクリルカラー。粘度が低めで伸びが良く、筆塗りに最適。
     「ゲームカラー」は発色が良く、人物・モンスター・SDガンダムに特におすすめ。
  • シタデルカラー(Citadel)
     イギリス・ゲームズワークショップ製の高品質アクリル塗料。隠ぺい力が強く、下地の色を気にせず塗れるのが利点。

仕上げとトップコート|つや消しで統一感ある質感に

全パーツを塗装後、Mr.スーパークリア つや消しを全体に吹き付けて乾燥。
落ち着いたマット仕上げで、色のトーンも統一されます。


最後に|軽装から重装へ、完成した頑駄無阿修羅王!

軽装形態に始まり、鬼舞虎の鎧を装着した重装備の頑駄無阿修羅王が堂々完成!
色分けされた各パーツが映える仕上がりになりました。

フロントビュー・リアビューも迫力ある立体感で、塗装の効果がしっかりと活きています。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年6月14日

Posted by Mさん模活時間の記録