【SDガンダムBB戦士 No.159 獣破頑駄無】素組みから筆塗り塗装まで徹底レビュー|超SD戦国伝 武神輝羅鋼編 #947
今回は、1996年4月発売のBB戦士キット「No.159 獣破頑駄無(じゅうはがんだむ)」を製作します。
超SD戦国伝・武神輝羅鋼編に登場するキャラクターで、軽装タイプから白虎を模した獣形態「白虎丸」へと変形するギミックを備えています。


制作Vlogはこちらからご覧いただけます!
今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!
◆素組み組立
◆塗装その1
◆塗装その2
【開封レビュー】メッキ付き!白虎への変形ギミックも魅力
定価500円のキットには、2色成形のランナーとメッキパーツ、ポリキャップ、シール類(プリズムシール含む)が同梱。
武器として「疾風剣」と「回転手裏剣砲」が付属し、手裏剣砲は高速回転で放出可能という設定が面白いポイントです。


説明書は全4ページ構成で、コミックワールドは通算第153話(武神輝羅鋼編 第3話)を収録。


【素組み】プラモデル用接着剤で丁寧に組み上げる
組み立ては説明書に沿って、頭部→胴体→四肢の順に進めました。
白虎をモチーフとする頭部パーツは特徴的で、独特のフォルムが魅力。


使用工具:
- 薄刃ニッパーで全パーツを丁寧にカット
- 接着にはMr.セメント(流し込みタイプ)を使用。必要に応じてタミヤセメントと使い分けました3






軽装タイプ→武者形態への組み立てもスムーズ。パーツ構成がシンプルで、無駄なくすべて使い切れました。
【塗装工程1】ベースカラー塗りと色分け
まずは下地処理。
パーツをいったん分解し、Mr.スーパークリア(つや消し)を吹き付けてマットな塗膜を作ります。

使用したベースカラー:
- ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
→ 白系でフレッシュ感のある色。水で薄めて丁寧に下塗り

各カラーごとのハイライト塗装:
- シルバー:頭部・胴体の銀牙に(ファレホ)
- ブラック:スミ入れ・虎模様・帷子など(ファレホ)
- ブラッディレッド:頭・胴・脚部のアクセントカラー(ファレホ)
- エイリアンパープル:銀牙の一部(ファレホ)
- デッドホワイト:補修用(ファレホ)
- アポシカリーホワイト(シタデル・コントラスト):白パーツのスミ入れに
- ストームシールド(シタデル・テクニカル):成形色を活かす表面仕上げ

筆塗りには面相筆とブラシを併用し、下塗りから上塗りまでの所要時間は約60分。
【塗装工程2】武者形態・白虎形態用の詳細塗装
続いて、武者形態や「白虎丸」用の塗装工程へ。
使用カラーのポイント:
- 銀:疾風剣や肩アーマーに(ファレホ)
- 黒:肩アーマー全体(ファレホ)
- オレンジ:アーマー・盾・兜・手裏剣砲(シタデル・トロールスレイヤーオレンジ)
- 赤:兜・肩アーマーの縁取り(ファレホ)
- 緑:兜と肩アーマーの一部(ファレホ モデルカラー)
- 紺色(補修):ナイトロードブルー(シタデル)
- アポシカリーホワイト(再):白成形パーツのスミ入れ
- ストームシールド(再):白・紺成形色仕上げに

こちらの塗装所要時間は約70分でした。
【完成!】武者形態から白虎形態「白虎丸」への変形
塗装後、パーツを組み立てて完成へ。
- 軽装タイプにプリズムシールを丁寧に貼付
- 武者形態への変形後は、疾風剣・手裏剣砲・アーマーを装着
- さらに変形して銀の牙を装着し、「白虎丸」へ












全体を水性つや消しトップコートでコーティングし、マットな質感に仕上げました。
【使用塗料まとめ】
ファレホ(Vallejo)
- ゲームカラー:シルバー、ブラック、レッド、パープル、ホワイト
- モデルカラー:ライトグリーン
→ 筆塗りでもムラになりにくく、発色が美しいのが特徴。
シタデルカラー(Citadel)
- ベース:ナイトロードブルー
- レイヤー:トロールスレイヤーオレンジ
- コントラスト:アポシカリーホワイト
- テクニカル:ストームシールド
→ 高隠ぺい力・高密着性で初心者にもおすすめの水性塗料です。

まとめ
「獣破頑駄無」は、変形ギミックや豊富なカラーリングが魅力のキット。
筆塗りによる塗装でも十分に映える仕上がりになり、塗料の工夫次第で個性を表現できます。


水性アクリル塗料(シタデル&ファレホ)を活用した塗装をお考えの方には、ぜひ参考にしていただきたい作例です!
