【SDガンダムBB戦士No.14 ザクⅢ(ドダイ改付き)】昭和レトロな名キットを水性アクリル塗料で筆塗りリペイント!シタデル&ファレホ使用の製作記録 #008

2020年10月8日

1980年代に登場したSDガンダムBB戦士シリーズの初期キット、No.14 ザクⅢ(ドダイ改付き)を、現代の水性アクリル塗料「シタデルカラー」と「ファレホ」を使って筆塗り塗装しました。
昭和レトロなプラモデルならではの味わいを大切にしながら、丁寧にリペイントした制作工程を写真付きで詳しく紹介しています。
懐かしのBB戦士に新たな命を吹き込む筆塗りリペイント、ぜひ最後までご覧ください!

この記事の3つのPoint☆

✅ 1. 水性アクリル塗料による筆塗り塗装の丁寧な実例
シタデルカラーとファレホを併用し、各部位ごとの色分けや筆使い(極細筆・面相筆・ブラシ)を詳細に解説。初心者にも実践しやすい塗装手順を紹介しています。

✅ 2. 下地処理や仕上げの重要性を強調
塗装前の「Mr.スーパークリア(つや消し)」による下地処理や、塗装後の「つや消しトップコート」での仕上げなど、完成度を左右する工程を丁寧に実施。

✅ 3. 成形色を活かす工夫と質感へのこだわり
一部のパーツには成形色を活かしつつ、「ストームシールド」でマットな質感を追加。全体の統一感と完成度の高さを両立しています。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

BB戦士 ザクⅢのキットをご紹介

SDガンダムBB戦士No.14 機動戦士ガンダムZZ
ザクⅢ(ドダイ改つき)
1988年8月発売、価格:300円

「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器で、有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1986年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』。

↓ザクⅢのガンプラレビューブログではこんなのもお奨め。

ザクⅢのキットを開封し素組みまで

キットを開封して素組みしました

↑開封時。説明書も見開き2ページ、シンプル!
↑組み立てて、80年代のプラモデルだなぁ、という感じがしました。
↑スミ入れ、塗装をしたら少しは重厚になりそう

フォルムは、少し腕が長く見えますね。

↑左側から
↑右側から

バズーカは、BB弾をはめて打ち出す設計です。

水性アクリル塗料でペイント

水性アクリル塗料による筆塗りで仕上げた塗装工程を、ダイジェスト形式でまとめました。
使用キットは素組みの状態から、**Mr.スーパークリア(つや消し)**で下地処理を施してから塗装スタートです。


使用塗料:シタデルカラー&ファレホ(Vallejo)

塗装には、シタデルカラーと**ファレホ(Vallejo)**の水性アクリル塗料を併用。
筆塗りで丁寧に塗り分けを行い、細部は面相筆や極細筆、広い面積には模型用ブラシを使って塗装しています。


下地塗装:パリッドウィッチフレッシュ

最初に使用したのは、シタデルカラー LAYER・パリッドウィッチフレッシュ
ほんのりフレッシュな白色で、隠ぺい力もそこそこあり、下地に適しています。
薄めに溶いて塗ることで、後の色乗りや発色がスムーズになります。

このカラーは以下のパーツに塗布:

  • 頭部
  • 胴体の一部
  • バックパック
  • 腕部・脚部
  • 武器(バズーカ、ライフル、サーベル)
  • ドダイ改

各カラーによる本塗装

■ ドダイ改の基本塗装:ザ・ファング(シタデルカラー BASE)

最初の本格塗装は濃紺の「ザ・ファング。隠ぺい力が強く、下地の白のおかげで一度でしっかり発色。


■ 白:コラックスホワイト(シタデルカラー BASE)

少しグレーがかった白。落ち着いた色調で、今回のザクⅢにもマッチ。


■ グレー:セレストラグレイ(シタデルカラー BASE)

ライトグレーで、頭部・胴体・腕部に使用。隠ぺい力も高く、使いやすい色です。


■ 黒:ブラック(ファレホ ゲームカラー)

頭部、腕部、バズーカ、ライフルなどに使用。こちらも隠ぺい力が高く、一度で発色。


■ 水色:サンライズブルー(ファレホ ゲームカラー)

ライフルの一部にアクセントカラーとして使用。


■ 赤:ブラッディレッド(ファレホ ゲームカラー)

鮮やかな赤。ドダイ改の上塗りや、胴体(本来シール対応だった箇所)にも塗装。


■ 黄色:アヴァーランドサンセット(シタデルカラー BASE)

サーベルやドダイ改のアクセントに使用。黄色の中でも隠ぺい力が高めで重宝します。


成形色を活かす処理:ストームシールドで質感アップ

元のグレー成形色を活かしたパーツには、**シタデルカラー・テクニカルの「ストームシールド」**を筆で塗布。
特殊効果でマットな質感になり、よりリアルな仕上がりに。


最後の仕上げ:つや消しトップコートで統一感

塗装後は水性つや消しトップコートを全体に吹き付け、しっかり乾燥。これで塗膜を保護しつつ、質感も統一。


組み立て・完成!

各パーツを組み上げ、右手にライフル、左手にサーベルを装備。ドダイ改に乗せて完成ポーズへ。

フロントビューからリアビューまで、塗装の効果で細部まで映える仕上がりになりました。


今回の塗装まとめ

  • 使用塗料:シタデルカラー(BASE/LAYER/テクニカル)、ファレホ(ゲームカラー)
  • 塗装方法:筆塗り
  • 所要時間:約70分
  • 仕上げ:つや消しトップコートで質感統一

筆塗りで楽しむガンプラ塗装!

筆塗りならではの手作業の温かみと、各カラーを使った細かな塗り分けによって、SDガンダムが一段と魅力的に仕上がりました。

今後も塗装や改造の記録をアップしていく予定ですので、ぜひご覧ください!

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ザクIII (ザク・スリー、ZAKU III) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器で、有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1986年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』。

作中の敵側勢力であるネオ・ジオン軍の機体で、『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の主力機「ザクII」の発展型。作中ではネオ・ジオン将校のラカン・ダカランが搭乗し、主人公ジュドー・アーシタが搭乗する「ΖΖガンダム」と交戦する。終盤では、強化人間化したマシュマー・セロの搭乗機「ザクIII改」が登場し、グレミー・トト派のネオ・ジオン反乱軍を圧倒する活躍を見せる。

ド・ダイ改
MODIFIED DO-DAI[24] / DODAI REMODELED
『機動戦士Ζガンダム』に登場。当初の設定では「ドダイ改」と表記。
エゥーゴが開発した、ド・ダイYSの改良型あるいは発展型。グリプス戦役や第一次ネオ・ジオン抗争において、エゥーゴおよびカラバが運用する。基本的にはMS側から操縦されるため無人であるが、有人操縦のタイプも存在する。最大2機のMSを横並びに搭載可能で、MSはド・ダイYSのような直立姿勢ではなく、片手で機体上部のグリップを保持し、膝を付いて搭乗する。武装は無しとされるが、『機動戦士ガンダムΖΖ』第35話では機首両側の開閉式3連装ミサイル・ランチャーからミサイルを発射している。また、機首の左右にライトを装備している。

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2020年10月8日

Posted by Mさん模活時間の記録