【キンケシ復刻版7】ネプチューンマンを初代アニメ風カラーで筆塗りリペイント!#1054

2009年発売の「キンケシ復刻版7」より、ダイヤモンドアーム仕様のネプチューンマンをリペイントしました。初代アニメカラーを参考に、水性アクリル塗料で丁寧に筆塗り。下処理から完成までの工程を詳しく紹介します。

● キンケシ復刻版7のネプチューンマンをリペイントします

今回は、2009年発売の「キンケシ復刻版7(夢の超人タッグ編2)」に収録されたネプチューンマンをペイントしました。
初代アニメの緑系ボディをイメージし、いつものように水性アクリル塗料でカラーリングしています。

ブックレットによると、この弾は新造形のキン肉マン&テリーマン、ロングホーントレインのワザケシ、さらにドクターボンベとカメハメが同梱される豪華ラインナップでした。


● 塗装前の状態をチェック

塗装前のネプチューンマンは、多少の経年劣化こそあるものの、汚れや損傷はほぼなし。
そのまま通常の下処理工程に入っても問題ない状態でした。

復刻版は金型の都合でややサイズが小さめ。今回は左手を掲げた「ダイヤモンドアーム仕様」の造形です。


● 塗装後レビュー:小サイズでも色数の多い仕上がりに

仕上がりは、初代アニメの緑ボディを再現したカラフルなペイントとなりました。
小さな造形の中に複数色を丁寧に塗り分け、メリハリのある印象になっています。

ここからは、下処理~色塗りの詳細工程をご紹介します。


● 下処理の手順

キンケシ・デカ消しの下処理は、いつも次のような工程で行っています。

1. 煮沸

ゴム素材を柔らかくして形を整え、油分や表面の汚れを取ります。

2. ベンジン漬け込み

一晩~2日ほど浸して可塑剤を抜きます。塗料の乗りが大幅に改善します。

3. 乾燥+下地作り

乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)を全体に吹き、塗装の下地を作ります。


● 使用した塗料と筆について

塗料は主に ファレホ(Vallejo) を使用し、ポイントで シタデルカラー を使用しました。
筆塗りは模型塗装用の細筆を中心に、広い面はブラシで効率よく塗っています。

塗装工程は、
下地塗り → 上塗り(色分け)
の2段階で進めました。


● 下地塗り:ライトフレッシュを全体に

最初にファレホ「ライトフレッシュ」を全身へ。
白に近いフレッシュカラーで、後の発色を良くする下地として重宝しています。

平筆で一気に塗れるので、2~3分で完了しました。


● 色分け工程:細部から順に着色

● 1:マスクの目 – シタデルのグレイナイトスティール

青みのあるメタリックでマスクアイを彩色。

● 2:コスチュームの明るい緑 – ライトグリーン

細いラインの縁取りのように塗装。下地のおかげで発色も良好。

● 3:肌色 – フラットフレッシュ

腕・脚・上半身の肌パーツに使用。適度に濃いフレッシュカラーで隠ぺい力も強め。

● 4:濃い緑 – ミディアムオリーブ

コスチュームとリストバンドを仕上げるメインカラー。

● 5:口の赤 – スカーレットレッド

極細筆で慎重に色入れ。

● 6:黄色 – ゴールドイエロー

頭髪とアンクルカバーなどに。隠ぺい力の高い優秀な黄色です。

薄める際は、シタデル「ラーミアンメディウム」を使用し、ムラを抑えながら塗り重ねました。

● 7:黒 – ブラック

パンツとシューズを色分け。ムラを防ぐため、軽く叩くように塗りました。

● 8:シルバー – メタリック部分

マスクやチョッキのトゲに使用。

● 9:ブロンズ – 左腕のアームカバー

金属感のあるブロンズで存在感を強調。

塗装時間はおよそ 50分 でした。


● 仕上げ:クリアコートで保護

塗装後は、ソフト99の「ボデーペン・クリア」を全体に吹き付けて保護。
乾燥後、台座にセットして完成です。

フロントビューからリアビューまで、アニメカラーのネプチューンマンらしい仕上がりになりました。


● まとめ:アニメカラーで甦るネプチューンマン

今回は「キンケシ復刻版7」より、左手を掲げたダイヤモンドアーム仕様のネプチューンマンを初代アニメカラーで筆塗りリペイントしました。

水性アクリル塗料のファレホ&シタデルカラーを中心に、下処理から色分けまで丁寧に仕上げています。
小さなキンケシでも、色をしっかりのせることでグッと存在感が増しました。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by Mさん模活時間の記録