【キン消し塗装】アマゾンマンを蘇らせる ― 昭和レトロ超人を水性アクリルで再現!#764
1980年代のキン肉マン消しゴム「アマゾンマン(パート6)」を水性アクリル塗料でリペイント。ファレホとシタデルカラーを使い、当時のアニメカラーを筆塗りで再現しました。昭和レトロの空気をまとった、超人フィギュア再生の記録です。
塗装動画
① 昭和レトロな当時物キン消しを再生
1980年代のキン肉マン消しゴム「アマゾンマン(PART6)」を使用。経年した当時物を丁寧に下処理して、現代の塗料で蘇らせています。
② ファレホ&シタデルカラーでアニメカラー再現
水性アクリル塗料のファレホとシタデルカラーを使い分け、アマゾンマンの特徴的なカラーリングを筆塗りで再現。色の重ね方や発色の工夫もポイントです。
③ 昭和超人を現代の技術で甦らせる制作記録
煮沸整形、可塑剤抜き、下地処理、クリア吹きまで、古い素材を活かす具体的な工程を紹介。懐かしのフィギュアに新たな命を吹き込むリペイント記録になっています。

可塑剤を抜く塗装前の下処理
このアマゾンマンのキン消しそのものは当時物、これがラインナップされたPART6のブックレットです
こちらのミニブックは、後年に発売された全418体コンプリートの限定生産BOXに付録された復刻版です


今回のアマゾンマンのほかには先日塗装したサイボーグSW26号や、キンターマンなど初期の頃に登場したちょっとマニアックな超人もラインナップ


ペイントするアマゾンマンの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、キズなどはない良好な保管状態のキン消しでした。

キン消し・デカ消しの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して自立できるように整形、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはメインのボディのカラーを、ファレホのゲームカラーで、レザーブラウンです
隠ぺい力の強い土色のカラーですが、キン消しの地に直接で、面積も大きかったので重ね塗りをしてしっかりと色を乗せました

2色目は、唇のピンク
ファレホのゲームカラー、スクイッドピンクです

ここで白。ファレホのゲームカラー、デッドホワイト
目と、額のドクロ、そして、オレンジに塗る腰巻、ブーツのコスチュームには下地として入れました
合わせて、台座にするプレートにも下地として薄く塗りました

部分的に黄色
今回はこのカラーだけがシタデルカラー
BASE、アヴァーランドサンセットです

本体の目、そしてドクロの目と鼻に黒
ファレホのゲームカラー、ブラックです

そして、オレンジを塗り入れです。ファレホのゲームカラー、オレンジファイア
オレンジは隠ぺい力に課題のあるカラー
下地で塗った白が効いてしっかり色が出ました

最後は台座の上塗りです。
ファレホのゲームカラー、エスコルピナグリーンを使いました
黄緑。ボディが暖色系で暗めの仕上がりだったので、ここは明るくしました
平筆で一気に塗りました
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約50分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です



まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、当時物、キン消し、レギュラーシリーズのパート6、アマゾンマン、水性アクリル塗料でペイントしました


アマゾンマンは、ブラジル出身の正義超人で、超人強度は25万パワー
頭の被り物は動物の骨で、死をも恐れぬ勇気の象徴とされています
伝統を守り、アマゾン川流域で昔ながらの部族の生活をしています







