#704【でかキンケシを塗装】丸越製第11弾・ゴーレムマン(原作カラー)

2024年5月7日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第11弾の、ゴーレムマンをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

第11弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
11弾は後発の、やや流通量も少なめのシリーズ、今回のゴーレムマンをはじめ主に王位争奪編の登場超人でした

ソルジャーやゼブラ、ビッグボディ、運命の5王子のうち3体が、この弾に選抜されていました。

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません、経年の汚れは多少ありますが、ペイントには支障なく、いつもの工程で進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料で色塗り

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装に使用した塗料はこちら

まずは肌のカラーのベース
ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュです
比較的濃いフレッシュカラーで、隠ぺい力の強い塗料

下地として足に塗ったファレホのゲームカラー・カーキです

そしてこちらも結果的には下地になった、シタデルカラーのBASE、茶色です
モーンファングブラウン
ボディ全般、古代神殿の外壁のイメージですね
台座の下地としても使いました

ゴーレムマンは、イスラエル出身の超人で超人強度は580万パワー
ビッグボディチームの中堅として、王位継承サバイバルマッチに登場しました
以前に同じ造形のデカ消しを、アニメカラーの黄色で塗ったことがありました

ゴーレムは、伝説に登場する自立型の泥人形。

下地が完全乾燥したのち、まずは肌カラーに上塗り
シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて染め塗りしました
陰影が付いて質感が出ました

そして外壁のボディの茶色に上塗り
シタデルのテクニカル、スターランドバトルマイアです
特殊効果がつけられるカラー種
外壁らしい仕上がりが表現できました

そして、次
同じくテクニカルの・マーシアンアイアンクラストです
こちらは本来は溶岩を表現するカラー
足元と、台座に今回は使いました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

最後に目を緑
ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブを使いました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

かかった時間は約60分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
今回は原作カラーのイメージで特殊効果などはオリジナル
アニメ版とはまた雰囲気の違ったゴーレムマンにできました

フロントビューからリアビューまで

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ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第11弾
ゴーレムマンを原作カラーイメージでペイントしました

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年5月7日

Posted by エムサンチャンネル