#874【消しゴム塗装】クリスタルマン(キン肉マン キン消しPART3)
今回は、1980年代のキン消しレギュラーシリーズPART3から、クリスタルマンです
クロームメタルペイント+積雪の特殊効果塗料を用いて。
水性アクリル塗料でペイントしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART3 クリスタルマン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogクリスタルマン塗装の動画
Youtubeで塗装動画
Coming soon
before~after
このクリスタルマンのキン消しそのものは当時物、ラインナップされたPART3のブックレットです
こちらのミニブックは、後年に発売された全418体コンプリートの限定生産BOXに付録された復刻版です


PART3ではここまで、今回のクリスタルマン関連でも、ビーンズマンやぷよぷよなどをペイントしてきました



クリスタルマンの塗装前です
ペールオレンジの仕様、損傷などはありませんが古い造形で、細いフォルムで作られたキン消しでした それでもしっかり自立します



塗装後のレビューを先に
全身はクロームメタルペイント、そして積雪の雰囲気と台座プレートにはシタデルカラーの特殊効果塗料を使いました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から塗装の様子は記録していますので、ここから詳しくご覧ください
いつも通りの下処理から作業を進めました

キン消し・デカ消しの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます
まずは、下地塗装から

まずキンケシ本体には、ファレホのゲームカラー、ブラック
クロームペイントがまず「暗め」下地を推奨なのでこのカラーで塗り切ります
そして完全乾燥させます
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

台座プレートの下地には白系
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュです
白に近い、フレッシュカラー

次の工程は、キンケシ本体をクロームメタル推奨の「つやあり」の仕上げに変えます
シタデルカラーのテクニカル、アードコートという塗料を使用しました
もともとマットな質感、つまり「つや消し」で仕上がるファレホの塗装面を、光沢のあるつやあり仕上げに変えます
塗り切り、そしてまた完全乾燥

ここで先に、台座プレートを積雪仕上げにします
シタデルカラーのテクニカル、ヴァルハランブリザードという塗料です
塗り方は少々難しい
ブラシや筆で塗るというよりは、盛ってのばしていく感じが一番使いやすい
水を含みすぎると、塗装はしやすいですが結局乾燥すると水分が減って嵩が下がってしまうので微妙なところです

そして、クリスタルマン本体にアルコール系、筆塗り用のボトル塗料
グリーンスタッフワールドから出ているクロームメタルペイント
こちらも筆やブラシで「塗って」しまうとムラになるのと上手い鏡面仕上げにならないので、多めにとって盛って流す、イメージで色を乗せていきました
これを塗り切って、またまた完全乾燥です

最後に、ヴァルハランブリザード再登場
台座に接続した後、クリスタルマン本体に積雪させました
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラー・グリーンスタッフワールドのクロームメッキを併用しました
オール筆塗り、下地塗装から上塗りの大きく2段階の工程です
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約40分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です


まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、当時物、キン消し、レギュラーシリーズのパート3、クリスタルマン、クロームメタルペイント+積雪の特殊効果、水性アクリル塗料でペイントしました

クリスタルマンは、超人強度90万パワー
水晶がモチーフの正義超人、ビーンズマンが故郷ラッカ星を襲撃した宇宙野武士退治のために地球で集められた超人の一人で、南極出身
氷の下で10万年眠り続けていた水晶超人で、冷たいファイトが得意。
コミックスでは第7巻「七人の超人の巻」に登場、冷静沈着で洞察力に優れ、宇宙野武士の弱点「胸のハートマーク」を見抜く活躍を見せます
完璧超人始祖編以降でも、ネプチューンマンの試合の際に登場しました
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