【キン消しリペイント】四次元殺法コンビのペンタゴンを筆塗りでよみがえらせる!#1030

2025年10月14日

1980年代の当時物キン消し・レギュラーサイズ「ペンタゴン」を水性アクリル塗料でリペイント。懐かしい造形を丁寧に仕上げ、初代アニメカラーで再現しました。

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当時物のレギュラーサイズ・ペンタゴンをリペイント

今回は、レギュラーサイズの「当時物キン消し」から、四次元殺法コンビの一人・ペンタゴンをペイントしました。
塗装にはいつものように**水性アクリル塗料(ファレホ/シタデルカラー)**を使用しています。

ペンタゴンが登場するキン消しPART2シリーズは、有名超人が多くラインナップされた人気弾。
相棒のブラックホールや、主人公キン肉マンも同弾に収録されています。


塗装前の状態と造形チェック

塗装前のペンタゴンは、経年劣化こそあるものの汚れや損傷はほとんどなし。
レギュラーサイズの高さ約4cmで、脚部もしっかりと自立します。
造形はシンプルながら、まさに「これぞキン消し」といったディフォルメバランスです。


下処理:素材を整えて塗装準備

キン消しの塗装に入る前に、以下の工程で下処理を行いました。

  1. 煮沸処理:ゴム素材を柔らかくし、形を整える
  2. ベンジン漬け込み(1~2日):可塑剤を抜いて塗料の定着性を上げる
  3. 乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)を吹き付け:塗装下地を形成

このひと手間が、発色や仕上がりに大きく影響します。


使用した塗料と筆

塗料は以下の2ブランドを使用しました。

  • ファレホ(Vallejo):発色と塗りやすさが抜群
  • シタデルカラー(Citadel):ポイント使いで質感をプラス

筆は模型用の面相筆を中心に、広い面はブラシで時短。
オール筆塗りで、丁寧に色を重ねていきました。


下地塗りから上塗りまで:カラー別ペイント工程

下地

まず全身にファレホ・エルフィックフレッシュを塗布。
ライトなフレッシュカラーで、後の発色をしっかり支える重要な下地です。

コスチュームの赤

次にブラッディレッドを使用。パンツ、ブーツ、リストバンドを鮮やかに仕上げました。

翼の青

翼部分にはグレイシャーブルーを使用。白に近い淡い青で爽やかな印象に。

星マークと装飾の黄

フェイスの星マーク、パンツのバンド部分にはゴールドイエロー
オレンジ寄りの発色で隠ぺい力が強く、アクセントとして映えます。

ボディの白

メインカラーの白はホワイトグレーを選択。
ややグレーがかった白で、赤や黄とのコントラストが絶妙です。
塗装面積が広いため、シタデル・ラーミアンメディウムで薄めながらムラを防ぎました。

全身に丁寧に塗り重ね、はみ出し部分を補色して完成。
塗装時間は約40分でした。


仕上げと完成レビュー

仕上げには、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹き付けて保護。
乾燥後、台座に固定して完成です。

初代アニメカラーをイメージした配色で、ペンタゴンの白いボディがしっかりと際立つ仕上がりになりました。
フロントからリアまで、キン消しらしい存在感を再現できたと思います。


ペンタゴンというキャラクター

ペンタゴンはアメリカ出身の時空超人で、悪魔超人ブラックホールとは従兄弟関係。
超人強度は70万パワー、必殺技は「クロノスチェンジ」。
今回はそのアニメ版デザインをモチーフにペイントしました。


まとめ:懐かしのキン消しを令和の筆塗りで蘇らせる

今回は、レギュラーサイズの当時物キン消し・ペンタゴンを筆塗りでリペイントしました。
シンプルながら奥深い造形と、アクリル塗料ならではの発色がマッチ。
昭和の玩具に再び命を吹き込む楽しさを感じられる一体となりました。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年10月14日

Posted by Mさん模活時間の記録