#842【消しゴム塗装】オクトパスドラゴンの部下A(キン肉マン キン消しPART11)

2025年1月23日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART11、オクトパスドラゴンの部下Aです
劇場版第1作、奪われたチャンピオンベルトで登場した敵キャラクター
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART11 オクトパスドラゴンの部下A
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このオクトパスドラゴンの部下AがラインナップされたPART11のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
劇場版第1作、奪われたチャンピオンベルトに登場した敵キャラクターがほとんどの弾でした。コミックス、アニメ本編ではお目にかかれない超人が目白押しのパート

ペイントするオクトパスドラゴンの部下Aの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、この弾は、少し造形がゴツめに作られた仕様でした。
彫りが深くてなかなか秀逸な完成度のデザイン。
手足のディフォルメがさすがキン消しと言える造形で、問題なく自立しました

塗装後のレビューを先に

今回は劇場版の映画登場カラーを参考に、カラーをチョイスして配色しペイントをしていきました。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

本体の色分けの1色目は、ボディカラーの、シタデルカラー・LAYER・フレイドワンフレッシュを使いました
久しぶりに使ったファレホのフレッシュカラー
少しグレーがかった渋い色味のフレッシュです

目元や色の境目は極細筆で丁寧に色を入れました

黒・ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました
コスチューム、腰部、ブーツなどに
下地の白も効いてうまく色が乗りました

青系、水色は今回2色使いました
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーです
グローブと、ベルトのバックル部分に

ここで赤です。今回使ったのは、シタデルカラーのBASE、コーンレッドです
濃い赤色です
塗ったのは、背中に羽織ったマントです

粘性の高い、隠ぺい力の強い赤です
背中はほぼこのカラーになりました。ムラにならないように色を乗せていきました

2色目の水色はシタデルカラーのLAYER、ローザンブルーです
先の水色・ファレホよりはじゃっかん濃い色味

ブーツやボディの装飾に
細かなペイントになったので極細筆で丁寧に

白を上塗りです。目と、同じく装飾箇所に
ファレホのゲームカラー、デッドホワイトを使いました
純白カラーで粘性高く、隠ぺい力の強い塗料

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

台座プレートを上塗りです

シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、「マーシアンアイアンクラスト」という塗料を使いました
水で溶いて、適度に薄めながら塗りました

刷毛で一気に

ボディカラーの仕上げに、質感を高めて陰影を出すために
シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗りしました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約70分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART11、オクトパスドラゴンの部下A、当時の映画登場カラーを参考にカラーをチョイスした配色で、水性アクリル塗料でペイントしました

劇場版「キン肉マン」第一作に登場するメトロ星に本拠地を持つ凶悪レスラー集団・宇宙地下プロレス連盟の一員で、ボスであるオクトパスドラゴンの手下のキャラクターです。
キン肉マンの前に挑戦状をたたきつけるシーンでABC、3人の部下が登場していました

◆関連するオクトパスドラゴンの部下Aの模活記録記事

この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年1月23日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c