#838【消しゴム塗装】オクトパスドラゴン(キン肉マン キン消しPART11)

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART11、オクトパスドラゴンです
劇場版第1作、奪われたチャンピオンベルトの敵ボスキャラ
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART11 オクトパスドラゴン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このオクトパスドラゴンがラインナップされたPART11のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
劇場版第1作、奪われたチャンピオンベルトに登場した敵キャラクターがほとんどの弾でした。コミックス、アニメ本編ではお目にかかれない超人が目白押しのパート

ペイントするオクトパスドラゴンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、この弾は、少しゴツめに作られた仕様でした。デカ消しのオクトパスドラゴンもペイント経験ありますが、今回のキン消しはマントを羽織ったデザインでした

塗装後のレビューを先に

今回はブックレット掲載カラーではなく、劇場版の映画登場カラーの、ボディ緑でカラーリングをしていきました。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

色分けの一色目は、早速のボディメインカラー、緑。
ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブです
緑は隠ぺい力には課題のあるカラーですが、下地の白も効いて問題なく色が乗っていきました

頭部・フェイス・腕部・脚部・胴体に塗装箇所がそれぞれ

水色です。膝のパッドやマントのホックに。
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーを塗りました
粘性高く隠ぺい力強いライトブルーです

緑の色違いを頭部に。
シタデルカラーのBASE、キャリバングリーンを塗りました
濃い緑です

アクセントカラーにもなる赤。
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドを使っています
アームカバー・リストバンド・パンツの箇所に
鮮やかな赤カラーです
羽織ったマントの内側もこのカラーにしています

頭頂部、角にはファレホのゲームカラー、レザーブラウンを使いました

装飾として金色
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーを使いました
爪にも塗り入れています
細い線です。極細筆で丁寧に入れました

瞳、そして、パンツ、ブーツ、マントなどに黒です
ファレホのゲームカラーでブラック
粘性の高い黒カラー。フィギュア塗装では重用しています

ここではみ出し箇所を補修的に。ファレホのミディアムオリーブ再登場

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

台座プレートを上塗りです

シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、「マーシアンアイアンクラスト」という塗料を使いました
水で溶いて、適度に薄めながら塗りました

刷毛で一気に

仕上げはフェイスなどの緑カラーに陰影をつける、シタデルカラーのコントラスト・ミリタルムグリーン。
水で溶いて薄めて染め塗り

これで質感が高まりました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約70分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART11、オクトパスドラゴン、当時の映画登場カラー、水性アクリル塗料でペイントしました

正式名は、オクトバスドラゴン3世。
劇場版「キン肉マン」第一作に登場するメトロ星に本拠地を持つ凶悪レスラー集団・宇宙地下プロレス連盟のボス超人。
7人の悪魔超人を倒した直後のキン肉マンの前に現れ、恋人マリと超人オリンピックチャンピオンベルトを奪い挑戦状をたたきつけます

猛虎星人とのタッグでザ・マシンガンズと戦います

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c