#601【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第9弾（I型）猛虎星人・劇場版に登場した超人
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第9弾、I型から、猛虎星人を塗装しました。
・キンケシシリーズでは珍しい「デカ消し」劇場版登場の超人
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法
劇場版のキン肉マンに登場した超人のシリーズ弾に突入です。
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塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
経年のくすみ、汚れ、ひび割れが見受けられました。
色塗りには特段影響なさそうだったので、通常通りの準備から進めていきました。
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
☆キンケシの塗装工程で使用している道具・資材（塗料は除く）はこちらの記事に詳細をまとめています。
https://m3-c.net/kinkeshi-21/
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤（塩ビを柔らかくする薬剤）を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはベースカラーのコラックスホワイト。
「BASE」塗料で、顔料が多く隠ぺい力の高いカラー。
キンケシの地にそのまま塗ってもしっかり色が乗っていきました。
髪の毛、リストバンド、目、爪、ベルトと、このあと上塗り塗料を塗る箇所の下地として着色しました。
2色目は黄色。
フラッシュギッツイエローです。
この色塗りでは2色使った黄色の、明るい方のカラー。
目と、ベルトの部分に塗り入れました。
3色目に赤。
メフィストンレッドです。
猛虎星人が身につけているコスチュームあとは口に塗り入れています。
こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
今回カラーリングの参考にしたのは劇場版のキン肉マン、猛虎星人の登場シーンです。
塗装にかかった時間は約90分でした。
続いてLAYERカラーの青緑に近い色、ソテク・グリーンを、下地を作っておいたリストバンド、頭髪、手足の爪に塗りました。
このカラーは隠ぺい力弱めの重ね塗り用の塗料なので、先に塗った下地の効果で色が乗っていきます。
黄色の2色目は、アヴァ―ランドサンセット。
ベルトの装飾部分に塗りました。
メインの肌の色は黒。アバドン・ブラックです。
黒がボディカラーの超人は意外と少ない、ブラックホールが思い当たりますが、、なので塗っていてちょっと新鮮な感じでした。
アバドンブラックは、シタデルカラーのBASE塗料、キンケシのペールオレンジの地にもすいすい載っていきました。顔料が多く、隠ぺい力高いです。
今回のこの黒は多用途。
肌の色のとしてのほかに、コスチュームの横じまのデザイン、そして最後に目の書き入れにも使いました。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って
模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
仕上げはシェイドカラーのナルンオイル。
頭髪や、陰影・質感を付けたい箇所に流し入れるように使っていきました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
昔からよく遊んでいたキンケシですが、色が入ったのは我ながら初めて見ました。
猛虎星人は、劇場版キン肉マンの第1作に登場した、オクトパスドラゴンの配下で実質ナンバー2の超人。
最後の決戦で、オクトパスドラゴンとタッグを組み、キン肉マン＆テリーマンのマシンガンズと戦いました。
今回並べたのは猛虎星人と同じ第9弾のデカ消し。
まずは次回塗装予定の凶悪超人B。
次にガンマラー。
一見キン肉マンのキンケシに見えないシリーズ、でも劇場版の記憶がある方にはなじみ深い超人たちですね。
動画でチェック！※塗装シーンのみ
塗装シーンのみの動画
まとめ～あわせて読みたい記事
でかキンケシで第９弾に封入されていたブックレットです。
前述のとおり、この弾では映画第1作の敵の超人10体がラインナップされた珍しい構成でした。
当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
第9弾の超人も何体も持っていましたね。
というわけで、今回はでかキンケシ・第9弾I型から、猛虎星人の色塗りでした。
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