#833【消しゴム塗装】フォックスマン(キン肉マン キン消しPART10)

2025年1月13日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART10、フォックスマンです
地味キャラで本編での活躍はほぼなかった、キツネをモチーフにした超人
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART10 フォックスマン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このフォックスマンがラインナップされたPART10のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
今回のフォックスマンのほかにも、先日来塗装したロビンマスクや、ブロッケンJr.の姿も。サボテンマンやスマイルマンなどちょっとマニアックな超人も複数体ラインナップ

ペイントするフォックスマンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、以前にデカ消し第7弾のフォックスマンを塗装したことがありましたが、微妙にデザイン・造形が異なります。今回のキン消し版の方が、超人図鑑などに掲載のオリジナルデザインに近しいようです

塗装後のレビューを先に

超人図鑑を参考に、赤・青・黄が基調になったカラフルな彩色の塗装になりました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、色分けの1色目は、シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセット
少し暗めのイエローカラーです
隠ぺい力には課題のある黄色ですが、この塗料は優秀な方
先に塗った下地の白も効いて、問題なく色が乗っていきました

銀色です。ファレホのゲームカラーで、シルバーです
鼻のてっぺんや脇、そしてベルトのバックル部分に

パンツは赤です。
ファレホのゲームカラーで、ブラッディレッドを使用しました
鮮やかな赤カラーです

青は、シタデルカラーのBASE、カレドールスカイを使いました
明るいシタデルの青カラー
もともと粘性高く、隠ぺい力は強い塗料です

肩、腰部、アームカバー、脚部に使いました

茶色です。ベルト部分
シタデルカラーのBASE、モーンファングブラウンです
赤茶色に近いカラーです

ボディ、腕部、脚部で露出している箇所には、ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュを使いました
隠ぺい力の強い肌カラーです

腰部のFOXの文字、そして口の部分に黒
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました
細かな個所、極細筆で丁寧に色を入れました

白です。ファレホのゲームカラー、デッドホワイトを上塗りです
額のFの文字、目、口の部分、肩アーマー、短パンの縁取りと、使った箇所はけっこうありました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後に台座プレートを上塗りです

シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、砂質を粒子で再現する「アルマゲドンデューン」という塗料を使いました

刷毛で一気に塗りました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART10のフォックスマン、超人図鑑カラー、水性アクリル塗料でペイントしました

フォックスマンは、南極出身の正義超人でキツネがモチーフ
超人強度は80万パワー
警戒心が強く、太いふさふさの尾を短パンの中に隠している、という設定になっていました

関連する内容であわせて読みたい記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年1月13日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c