#853【消しゴム塗装】ブラックホール(キン肉マン でか消し第1弾A型)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第1弾A型の、ブラックホールをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第1弾A型「ブラックホール」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after
記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました


この弾に含まれる超人は、今回塗装のブラックホールの他にも、悪魔超人からもバッファローマン、悪魔将軍、スニゲーターと有名どころが何体もありました。
正義超人も、キン肉マン・ロビンマスク・ラーメンマンと豪華です。



まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました



塗装後のレビューを先に
ブラックホールのカラーリングではマントの着色が赤黒向きがいろいろあるようですが、今回は内側赤、外を黒で色分けしました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

2色目に、なんといってもブラックホールのメインカラー、黒。
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました
頭部、胴体、脚部、腕部
そしてマント外側を黒にしたので、背面はほぼこのカラーになりました
面相筆と、刷毛を使ってさっと塗りました

ここでもう一つのマントのメインカラーである赤を塗りました
シタデルカラーのBASE、コーンレッドを使っています
少し濃い色味の赤カラー
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

続いては、ファレホのゲームカラーで、ブラッディレッドです
鮮やかな赤のカラーで隠ぺい力強く粘性の高い塗料
先に黒が入ったところへの上塗りでも問題なく色が乗りました
パンツ、ブーツ、グローブ、胸のBHのマーク、そしてフェイスにも

仕上げにかかります
額と、ベルトのバックル部分に黄色
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
ブラックホールを水性アクリル塗料を使ってペイントしました


まとめ~あわせて読みたい記事
ブラックホールは、バミューダ海域出身の悪魔超人で、超人強度は200万パワー
7人の悪魔超人の一人で、四次元空間につながり、あらゆるものを吸い込みます
また時空の距離を縮め、瞬間移動も可能。
影に同化したり、分身を使って戦ったりと、空間を自在に操ることができます。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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