#832【消しゴム塗装】サボテンマン(キン肉マン キン消しPART10)

2025年1月12日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART10、サボテンマンです
地味キャラですが何気に超人オリンピック、黄金のマスク編でも登場していた超人
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART10 サボテンマン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このサボテンマンがラインナップされたPART10のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
今回のサボテンマンのほかにも、先日来塗装したロビンマスクや、ブロッケンJr.の姿も。フォックスマンやスマイルマンなどちょっとマニアックな超人も複数体ラインナップ

ペイントするサボテンマンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、両手はパー
ボディが塗装面積大きくムラにならないように、あとは脚部のスリットラインが悩みどころのペイントになりました

塗装後のレビューを先に

当時のアニメカラーを参考に、緑、茶色、ブルーという珍しい彩色の塗装になりました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、今回は最初に台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、砂質を粒子で再現する「アルマゲドンデューン」という塗料を使いました

刷毛で一気に塗りました

本体の彩色1つ目は脚部に使った、ファレホのゲームカラー、グレイシャーブルーです
淡い青色
入る筋は、最後に塗り入れます

2色目にフェイス、ボディのメインカラーである茶色
ファレホのゲームカラー、レザーブラウンを使いました
腕もすべてこのカラー
色の境目を面相筆、あとはブラシで塗りました

隠ぺい力に懸念があったので、後ほど上塗りをしていきます

頭部と、ひざのパッドに黄緑。
ファレホのゲームカラー、エスコルピナグリーンです
このあたりも、最初に塗った白の下地が効いています

目は純白カラーを上塗りです
ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです

パンツとブーツには水色
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーを使いました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

これで全貌の色分けが完了しました

仕上げにかかります

ボディのファレホのレザーブラウン、そして台座のアルマゲドンデューンを、乾燥したあと重ね塗り
これでムラなく色が乗りました

シタデルカラーのシェイド、青カラー、ドラケンホフナイトシェイド
これで脚部のラインを軽くスミ入れ的に書きました

茶色に質感を高め陰影を出すために、シタデルカラーのコントラスト、スネークバイトレザーを水で溶いて染め塗りです

同じく、緑のコントラスト、ワープライトニングで頭部に

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART10のサボテンマン、当時のアニメカラー、水性アクリル塗料でペイントしました

サボテンマンは、メキシコ出身の正義超人で、超人強度は45万パワー
半月ほど水分・栄養補給なしでも活動できる生命力を持っています

関連する内容であわせて読みたい記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年1月12日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c