【デカ消し塗装】ウォッチマン 丸越デカ消し・キンケシ

2022年3月14日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第5弾の、ウォッチマンをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

第5弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
5弾は超人オリンピックで活躍したキャラクターもたくさん。
今回塗装のウォッチマンや、チエの輪マンやティーパックマンなど、ザ・ビッグファイトで活躍した超人もラインナップされていました。

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんが汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料で色塗り

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回のペイントで使用した塗料はこちら

まずはファレホのゲームカラー・デッドホワイトから塗装スタートです
手の下地として、そして、台座のベースとしても使用しました

黒・灰色・銀系の塗料は複数使いました

メカニカススタンダードグレイ
シタデルカラーのBASE塗料です。
隠ぺい力の強い、粘性の高いカラーです

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

続いて赤・ファレホのゲームカラー・ブラッディレッドを使いました。

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

一番塗装面積が広く、メインボディのカラーとして塗ったのは、シタデルカラーのBASE、アイアンウォリアーです。
濃い、銀色。
鋼のカラーです。

台座の上塗りは、リングカラーのイメージで、ファレホのゲームカラー・サンライズブルーを使いました。
下地に塗った白も効いて、うまく色が乗ってくれました。

黒はファレホのゲームカラー、ブラックを使いました。
フェイスの大事な、細かな個所に使いました

手の白を上塗り。
シタデルカラーのBASE、コラックスホワイトです
少しグレーがかった白色です

手足の銀色は、ファレホのゲームカラー・シルバーを使用しました
隠ぺい力の強い銀。
キンケシの地にそのまま塗っても一発で色が乗りました

最後に金。
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーを使いました
扱いやすい、粘性の高い金色です。

かかった時間は約50分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
今回はアニメカラーをイメージして塗りました。少し懐かしいテイストの時計デザインに仕上がりました

フロントビューからリアビューまで

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ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第5弾
ウォッチマンをアニメカラーでペイントしました

超人オリンピックでブロッケンJr.と対戦した超人です。キャッチコピーは「正確無比な時間超人」でしたが、キャメルクラッチでやられてしまいましたね。
塗装は、色は多かったですがデカ消しなのでそんなに難しくはありませんでした。

この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年3月14日

Posted by エムサンチャンネル