【デカ消し塗装しました】スプリングマン 丸越第6弾・キンケシ

2022年5月28日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第6弾の、スプリングマンをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

第6弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
6弾の頃は、おそらくもっともキン肉マン第1次アニメ、キンケシも活況だったころ。世に出回っていた造形のキャラクターが多くみられます

今回のスプリングマンとともに悪魔超人の初期のボスキャラ、バッファローマンのサタン洗脳バージョンもラインナップです

まずは塗装前の状態です。経年の汚れはありますが傷などはなし
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料で色塗り

そして塗装です

塗装の様子は今回は塗装全シーン、使用したカラーごとに見ていきます

スプリングマンの、地獄のシャワーを浴びて錆が出始めたシーンをイメージした色分けにしました

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

まずはファレホのゲームカラー・シルバーで全身を塗り入れました
さすが銀色の発色&隠ぺい力
キンケシの地にそのまま塗っても、あっという間にきれいに色が乗りました

ファレホのゲームカラー・デッドホワイトで、台座に下地を作りました
ここはベースにするだけなので、粗くさっと色を入れました

台座の上塗り
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーです
明るい水色
先に塗ったデッドホワイトが効いてうまく色が乗りました

いちおう、アニメ版のカラーリングを意識して
脚・手には青 シタデルカラーのBASE、カレドールスカイを使いました
多用している明るい青、粘性も高く扱いやすいカラーです

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です

目は、ファレホのモデルカラー、アイスイエローを使いました
いわゆるクリーム色、明るい黄色のカラーです

目、そして額のSマークの書き入れ
ファレホのゲームカラー・ブラックを使いました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

今回のハイライトはここです
シタデルカラーのテクニカル・特殊効果を表現できるカラーを使って金属に付いた錆を再現しました
ティファウスコローションというカラーです

かかった時間は約20分の塗装でした

スプリングマンはいろいろとカラーリングを楽しめる造形の超人
これまでにも、アニメカラーの標準仕様
クロームメッキペイント、鏡面仕上げのバージョン
全身が錆びついてしまった状態などいろいろ作ってきました

今回は、錆び始めたあたりのイメージです

スプリングマンは、バネ状玩具がモチーフの悪魔超人で、超人強度は320万パワー
古代ギリシャ出身で、必殺技はデビルトムボーイ
バネの体が最大に伸びきった状態で950㎝になると言われています

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
部分錆び、モンゴルマンの地獄のシャワーを浴びた直後をイメージしたカラーリングのスプリングマンです

フロントビューからリアビューまで

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ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第6弾
スプリングマン、部分錆びバージョン、アニメカラーイメージでペイントしました

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年5月28日

Posted by エムサンチャンネル