#312 キンケシ塗装:JR東日本スタンプラリー特典キン肉マン(2019年版)の制作記録

2022年3月4日

今回は消しゴム塗装。シリーズで、2019年のJR東日本スタンプラリーのコンプリートBOXキンケシをペイントしています。
複数体獲得したものがあったので、バージョンも変えながら。
今回はキン肉マンですが、このスタンプラリーカラーの緑でペイントします。

🛠️ 塗装の様子を動画でじっくり公開中!

実際にどんなふうに塗装しているのか、動画にまとめました!ビフォーアフターの違いもはっきり分かるので、ぜひチェックしてみてください。

before~after

塗装前です。キンケシのカラーは深い緑の仕様でした。
下地が必須になるので丁寧に色を乗せていきます。
2010年代以降、新装されたキンケシの仕様。当時当初のキンケシよりは若干大きめになっています。

塗装後のレビューを先に。
原作カラーのパンツ、ブーツなど白、コスチュームは緑を基調に水性塗料で塗りました。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理からペイント様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・消しゴムペイントの下処理の流れはおよそこんな工程です。

煮沸して整形、表面の埃や余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込む工程は重要。これで可塑剤、塩ビを柔らかくする材料を抜き硬質化

乾燥させて、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装下地を作ります

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です。
ペイントの記録は、カラーごとにダイジェストで見ていきます

まずは下地塗装です
濃い色味の素体の消しゴムなので重要な工程です
使ったのは、ファレホ・ゲームカラーのデッドホワイト
水で溶いて薄めて全体に塗りました
模型用のブラシで、2、3分程度で塗り切ります
この工程が、あとの塗装を効率よくしてくれます

ファレホはスペインが発祥、高性能水性アクリル塗料
主に使っているのはモデルカラーとゲームカラーですが、水性なので嫌な臭いなし、乾燥も早く、総じて粘性が高くて隠ぺい力が強い
明るいカラーも豊富で、実に1000種類以上のカラーバリエーションです

下地が完全乾燥ののち、色分けの1色目はボディカラーのフレッシュ
今回の肌カラーは、ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンを使いました
モデルカラーは、ファレホの筆塗りの基本となる塗料
総じて粘性高く、隠ぺい力強い

今回はライトなカラーでもあり面積も大きいので、この肌カラーは乾燥したのち重ね塗りをしました

2色目に、今回の塗装の特徴的な色味となる緑
ファレホ・モデルカラーのライトグリーンを塗りました

ファレホのモデルカラーは筆塗りの基本カラー。
色数も多く、総じて粘性高く隠ぺい力は強い
ただ今回は面積が大きかったこともあって隠ぺいに課題が残ったので、乾燥してから後で重ね塗りをしました

赤です。マスクのあごの部分に
ファレホのゲームカラー・ブラッディレッドを使用しました
細い塗装箇所は、極細筆を使っていきます

唇はピンク。ファレホのゲームカラー、スクイッドピンクを使用しました

ここで額の肉マークと、瞳を描き入れ
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました

こちらは原作カラーをイメージしたパンツ、ブーツ、リストバンドは白です
シタデルカラーのBASE、少しグレーがかった色味のシタデルカラー、BASEコラックスホワイトを使いました

顔料を多く含んで粘性の高い塗料です

緑を上塗りしました
ファレホのモデルカラー、ライトグリーンを再び使用です

目・鼻・口には白を上塗り
こちらのカラーは純白、一番最初に使ったファレホのデッドホワイトです

ファレホのゲームカラーは、ファンタジックな特別色で鮮やかな色味が多い塗料種
人物・モンスター系のフィギュアに最適な塗料で、粘性はやや弱め、塗膜と隠ぺい力は強いです

最後は、陰影を付けて質感を高めるために
肌カラーには、シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて、染め塗りしました

緑のコスチュームには、シタデルカラー・コントラスト・ワープライトニングです

塗料は水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗り 筆は基本は模型塗装の用の面相筆、面積の広い箇所は刷毛・ブラシ、細部は極細筆を使っていきます

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用の塗料です
隠ぺい力強く、下地の色にさほど左右されずに色を乗せることができる、特徴的なボトルに入った塗料
顔料を多く含むBASE、上塗り用のハイライトカラーのLAYER、この2種類の塗料をメイン塗装では用いています

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン。車体用のトップコート
可塑剤のにじみだしを防ぐコーティング

台座をつけて塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、2019年のJR東日本スタンプラリーの記念キンケシ
シリーズ4体目はキン肉マンを原作カラーをベースに、スタンプラリーのイベントカラーの緑でペイントしました

キン肉マン、キン肉スグルは、物語の主人公。キン肉星の王子。
のちに第58代大王となります
超人強度は95万パワー

キン肉マンスタンプラリーは、2019年1月~2月、JR東日本の全63駅を対象に実施された企画で、全駅制覇で東京駅でもらえたのが、このキンケシでした
ちなみに今回塗装のキン肉マンは「王子」駅のスタンプの超人でした

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年3月4日

Posted by Mさん模活時間の記録