#837【消しゴム塗装】ドクターボンベ(キン肉マン キン消しPART11)

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART11、ドクターボンベです
超人タッグ編以降登場、モンゴルマン・キン肉マン・ウォーズマンを助けた超人医。
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART11 ドクターボンベ
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このドクターボンベがラインナップされたPART11のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
劇場版第1作、奪われたチャンピオンベルトに登場した敵キャラクターがほとんどの弾でしたが、今回のドクターボンベやテリーマンなんかもラインナップ

ペイントするドクターボンベの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、この弾は、少しゴツめに作られた仕様でした。右手に杖、スティックを持った造形。足のディフォルメもされていてしっかり自立します

塗装後のレビューを先に

今回は初期のアニメカラーのドクターボンベ。
ボディの紫カラーが印象的な配色にしました。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

色分けの一色目は、濃いブルー。
シタデルカラーのBASE、ザ・ファングです。
頭部、ボディ、腰部、腕部、脚部それぞれに塗装箇所がありました
粘性の高い、隠ぺい力の強いカラーです

赤は、濃い目の色をチョイス
シタデルカラーのBASE、コーンレッドです
脚部と、羽織ったマントの内側に

頭髪には、少しグレーがかった白で、シタデルカラーのBASE、コラックスホワイト
先に塗った下地の白も効いてうまく色が乗りました

ボディカラーの紫は、ファレホのゲームカラー・ラストフルパープルです
現在使っている中では薄めの紫カラーです
ボディのメインの色ですが、意外と、最初の青よりは面積は小さい塗装箇所でした

羽織ったマントの外側は、シタデルカラーのBASE、レイスボーンにしました
牙や歯、爪などにも使ったりするカラー
隠ぺい力強いので扱いやすい塗料です

背面はほぼこのカラーになったので、塗装面積は大きかったです

ファレホのゲームカラー・ブラック

右手に持った杖、スティックは、ファレホのゲームカラー・カーキで塗りました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

台座プレートを上塗りです

シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、「マーシアンアイアンクラスト」という塗料を使いました
水で溶いて、適度に薄めながら塗りました

刷毛で一気に

仕上げは2色
頭髪に陰影をつける、シタデルカラーのコントラスト・ブラックテンプラー
水で溶いて薄めて染め塗り

ボディには、シタデルカラーのシェイド・ドルーチヴァイオレットです

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約70分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART11、ドクターボンベ、当時のアニメカラー、水性アクリル塗料でペイントしました

ドクターボンベの超人強度は78万パワー。超人界最高の専門医で、プリンスカメハメの主治医でした。
無痛の手術を麻酔なしで手掛ける
霊命木から覆面を削り出して作る
ロングホーンを骨に加工し移植手術をする
人工心臓を作る
など様々な職人技でキン肉マンたち正義超人をサポートしました。若き日のリングネームはハングキラー。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c