#490【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第8弾(H型)悪魔騎士(ゴールドマン)

2023年1月19日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第8弾H型から、悪魔騎士・ゴールドマン。
のちに完璧超人のキーパーソンとなる天上界の超人。
水性アクリル塗料で色付けしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第8弾H型「悪魔騎士(ゴールドマン)」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlog悪魔騎士塗装の動画

Youtubeで塗装動画

before~after

デカ消し、第8弾のパッケージに封入されていたブックレットです
丸越製の正規品にはこれが入っていました
8弾は、ドーベルマンやビッグラジアルなど地味キャラあり、ビッグザ武道や今回の悪魔騎士など意外とストーリー上でも重要なキャラクターも含まれた弾でした

まずは塗装前の状態です。汚れはありますが大きな損傷などはありません。
高さ約9㎝です 40年以上前の消しゴムですが、良好な保管状態にあったと思います

塗装後のレビューを先に
悪魔騎士のカラーリングと、のちに展開されたゴールドマンとしてのカラーリングとどちらも一応加味して配色を決めペイントしていきました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました

かなり白に近い、いちおうフレッシュカラー、全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、下地が完全乾燥したのち、肌カラー
露出している腕部含めた上半身に、ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュを使いました
比較的はっきりとした色味を出せるフレッシュカラー
最近は、肌カラーではこの色を使うことが多くなりました

隠ぺい力はそこそこ強く、下地も効いてうまく色が乗りました

パンツ・ブーツに黒です
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました

このあたりはまだ後発の色分けカラーが来るので多少のはみ出しは気にせずに塗りました

ここでシルバー。ファレホのゲームカラーの塗料
ベルト部分とマントのホックに使いました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

黄金のマスクの金色です。シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーです。
フィギュアやプラモデルの塗装では重用しているゴールド

粘性高く・隠ぺい力は強い使いやすい塗料です
ベルトのバックル部分にも使っています

羽織ったマントのカラーをペイントしました
シタデルカラーのBASE、コラックスホワイトです
少しグレーがかった白カラー。顔料が含まれていて隠ぺい力が強い
先に塗った下地も効いて一発で塗れた白です

リストバンド、タイツ、そしてマスクの「金」の文字にはシタデルカラーのBASE、
藍色のカラーの「インキュビダークネス」を使いました
黒との微妙な色分けができました
色分けとしては最後のカラーなので、丁寧に色を入れていきました

仕上げにかかります シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗り
肌カラーに陰影が出て、質感が高まりました

最後は金のマスクに、シタデルカラーのLAYER、オーリックアーマーゴールドです
明るい金カラーでこちらも陰影を出しました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約50分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第8弾H型から、悪魔騎士・ゴールドマンを、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

今回のこのキン消しは、キャラクターとしては「悪魔騎士」の表記
黄金のマスク編で、6騎士が登場した際の金のマスクの姿。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
レギュラーでは各弾約10体、全12弾までリリースされていました

◆関連する悪魔騎士(ゴールドマン)の模活記録記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年1月19日

Posted by Mさん模活時間の記録