#589【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第7弾(G型)土偶マンの素体
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第7弾、G型の土偶マンの素体を塗装しました。
・キンケシシリーズではマニアックな読者投稿超人「土偶マン」
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、シミ、黄ばみがありましたが、造形には特に支障なく色塗りにも影響なさそうだったので、そのままいつも通りの下処理をしていきました。
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはベースカラーのレイス・ボーン。
肌の色、そして後で塗る薄い茶色の箇所に、下地として塗りました。
この土偶マンは、カラーリングの参考にした学研の図鑑・超人によると素体の状態。
戦うときは70㎝ほど身長が伸び、巨大化した姿になるようです。
こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
塗装にかかった時間は約60分でした。シンプルな造形で使う色数も少なかったですが、色分け箇所は細かく多く、表面積も大きい造形なので思ったより時間がかかりました。
2色目は、メカニカス・スタンダード・グレイ。
シタデルカラーの、まぁ一般的なグレーです。
このカラーは「BASE」色。下地としても使われる顔料多めの塗料なので、キンケシの地にそのまま塗っても、色が乗っていきました。
3色目は薄い茶色、ベイン・ブレイド・ブラウンです。
茶色は隠ぺい力の高い塗料も多いですが、これはそうではなく、上塗り用の「LAYER」塗料。
下地が塗ってあるのである程度は色が乗っていきますがそれでも、何度か重ね塗りして色をはっきりさせていきました。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
同じく、下地を塗った、今度は露出している上半身・腕・手・脚の肌の部分に、フレイドワン・フレッシュを入れました。
このカラーも、上塗り用の塗料。
よく、他の超人の肌の色としても使用しているカラーです。
グレー、ブラウン、フレッシュカラーと、渋い色3色での構成で、ドライブラシや、もう少し凝った陰影を付けたりもできたのかもしれませんが、今回はこれでいいかな、と思い、ほぼこれで仕上げとしました。
最後にシェイドカラーの「ナルンオイル」で、全体に質感と陰影を出しました。
スジ掘りされていて影になるところはあったので、液体塗料を流し入れて仕上げていきます。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
シンプルな色塗りでしたが、それなりに土偶マンの雰囲気が出たような気もします。
動画でチェック!※塗装シーンのみ
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土偶マンと関連するデカ消し
土偶マンは、土偶がモチーフの超人で日本出身。超人強度は30万パワー。
縄文時代の日本で繁栄した古代超人一族の末裔とのこと。
そしてその「古代超人」が登場する劇場版で、「ハニワキング」の名で。オレンジ・黄色カラーの土偶マン
らしき超人が出てたんです。もしもう一体このデカ消し手に入れば、今度はその色つけにしてみようと思います。
懐かしい面々のデカ消し・キンケシ。
今回はこれから塗るものも含め、本編での活躍はほとんどなかった読者応募超人。
先日塗装しました、パーソナルマン。別名:パソコンキング。
デカ消し第4弾のラインナップでした。
デカ消し第3弾から、アモイマン。
チリイースター島出身の「完璧超人」です。
そしてこちらは第11弾にラインナップ、ザ・ハンター。
この超人は悪の超人の設定のようです。
この辺りのデカ消しはあの頃子供だった世代の皆さんなら、キンケシで持っていた、あるいは一度は手にしたことがある超人だったかもしれないですね。
まとめ~あわせて読みたい記事
でかキンケシで第7弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、今回塗装した土偶マンをはじめ、本編では未活躍の読者応募超人でまとめられていたようですね。
当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
良き思い出です。
というわけで、今回はでかキンケシ・第7弾G型から、土偶マンの素体の色塗りでした。
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