#911【キンケシ塗装】昭和のデカ消し・第5弾E型「スカイマン」を原作カラーで再現!

2025年4月28日

昭和の懐かしのキンケシを、令和の今、水性アクリル塗料で塗装しています。
今回は、9cmサイズの「デカ消し」シリーズ第5弾E型にラインナップされていた、スカイマンをペイントしました!

赤と黒を基調とした、原作に近いカラーリングを意識しています。
塗料はすべて水性アクリル塗料を使用し、丁寧に仕上げました。


制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

デカ消し第5弾E型とは?

こちらは当時、丸越製の正規品パッケージに同梱されていたブックレット。
主人公・キン肉マンをはじめ、ミートくん、ウルフマン、さらに超人オリンピック出場超人のスカイマンやティーパックマンなど、多彩なキャラクターがラインナップされていました。


スカイマンの塗装前状態

今回使用するスカイマンは、塗装前でも大きな損傷はなく、造形もシンプルで良好なコンディション。
多少の汚れはありましたが、通常のペイント工程に支障はないため、そのまま作業を進めました。


スカイマン塗装レビュー【完成イメージ】

仕上がりは以下の通りです!

  • マスク:赤
  • タイツ:黒
  • 肌色:フレッシュカラー

カラーは最小限に抑え、原作のイメージを大切にしました。
特にフレッシュカラーの広い面積をきれいに見せることにこだわっています。

ここからは、塗装工程を詳しくご紹介します!


デカ消し塗装の下処理工程

  1. 煮沸処理
    形を整え、表面の油分やホコリを除去。
  2. ベンジン漬け
    可塑剤を抜いて塩ビ素材を安定化。
  3. 乾燥後、下地作り
    Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き付け、塗料の食いつきを良くします。

使用した塗料と塗装手順

ベース塗装(白下地)

  • ファレホ ゲームカラー:デッドホワイト
    水で薄め、全面に白の下地塗装。
    短時間で広範囲にムラなく塗れます。

1色目:肌色

  • ファレホ モデルカラー:フラットフレッシュ
    濃いめの肌色で隠ぺい力が高く、一発でしっかり発色。

2色目:赤(マスク・パンツ・ブーツ)

  • ファレホ ゲームカラー:ブラッディレッド
    鮮やかで発色の良い赤を、面相筆で丁寧に塗り分け。

3色目:黒(目・文字・タイツ)

  • ファレホ ゲームカラー:ブラック
    色乗りが良く、仕上がりもマットで綺麗。

さらに仕上げ!陰影・ハイライト表現

  • シタデルカラー コントラスト:スケルトンホード
    筋肉の陰影付けとスミ入れに使用。
  • 目の補修
    ファレホ デッドホワイトを極細筆で塗り直し。
  • ドライブラシ(肌のハイライト)
    DIO製ドライブラシ用フレッシュカラーを、光が当たる部分にたたき塗り。

使用した塗料・筆について

  • シタデルカラー:隠ぺい力が高く、下地に左右されず鮮やかに発色。
  • ファレホカラー:筆塗りでもムラが出にくく、広い面積も滑らかに塗装可能。

筆は、面相筆と広範囲用ブラシを使い分け、効率よく時短塗装しました。


塗装にかかった時間

およそ50分で塗装完了!
仕上げに、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを全体に吹き、コーティングして完成です。


完成レビュー

台座に固定し、スカイマンを正面・背面から撮影しました。
原作を意識したカラーリングが、デカ消しにぴったりマッチしました!


まとめ

今回は、「キン肉マン」キンケシ・デカ消し第5弾E型のスカイマンを、水性アクリル塗料で原作カラーに塗装しました。
昭和の懐かしいフィギュアを、令和の技術とこだわりで蘇らせる楽しさを、ぜひ皆さんも体験してみてください!

次回もキンケシ塗装レポートをお届けします!

■これまでのスカイマンの塗装(別個体・カラー)記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年4月28日

Posted by Mさん模活時間の記録