#630【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第4弾(D型)モンゴルマン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第4弾D型のモンゴルマンを塗装しました。
・丸越製「デカ消し」第4弾にラインナップしていたモンゴルマン
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
このデカ消しのモンゴルマンはこれで3体目の色塗りです。
今回は赤が基調の原作カラーで塗りました。
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塗装前の下処理
当時物、第4弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この弾は、キン骨マンやイワオといったおなじみのキャラクターや、ジャンクマンやザニンジャといった悪魔騎士、そしてこのモンゴルマンなど多彩なランナップでした。
まずは塗装前の状態です。
黒ずみ、汚れはありましたがそれは塗装に影響ない範囲だったので問題なく、それとは別に、モンゴルマン特徴の髪が取れてなくなってしまっていたので、パテで作ってつなぎ止め固定、補修をしました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装です。
まずはシタデルカラーのコントラストという種類の塗料で、色分けをしつつ下地塗りをしていきます。
「BASE」「SHADE」の両方の機能を兼ね備えた塗料で、下地になりつつ、スジや溝には液体塗料が流し込まれていくので、時短にもなり最近愛用しています。
今回のモンゴルマンでは、黒の下地でバシリカヌムグレイ、赤はブラッドエンジェルレッド、白・アポシカリーホワイト、そして肌のフレッシュカラーの下地として、スケルトンホード、の4色を使用しました。
上塗りは、カラーごとに見ていきます。
まず一色目は、黒です。
アバドンブラック。髪の毛を中心に頭部と、シューズのカラーとして使いました。
もともと顔料の多い下地としても使える、隠ぺい力の強いカラーですが、先に塗った下地も効いて、よく色がついていきました。
ちなみに以前に塗装したモンゴルマンは、肌の色やスウェットパンツをアニメカラーテイストで塗っていました。
今回は、原作カラーです。
こちらが今回のモンゴルマンの上塗りで使用した塗料。
ホビー用水性アクリルのシタデルカラーと、ファレホを兼用で塗りました。
塗装にかかった時間は下地を合わせて約70分でした。
今回のモンゴルマンのポイントなるカラーの赤、メフィストンレッドです。
マスクの文様、リボン、パンツに上塗りしました
このカラーももともとは顔料の多い隠ぺい力の強いカラー。
下地に入れたブラッドエンジェルレッドも効いて上手く着色できました。
肌のカラーは2色で仕上げます。
まずはファレホのベーシックスキントーン。
キン肉スグルのフィギュアでも使っている、いわゆるフレッシュカラーです。
顔料の多い、隠蔽力・粘りの強いファレホのモデルカラーです。
2度ほどの重ね塗りでしっかり色がつきました。
肌のカラーを乾燥させているうちに、目・足元に白、コラックスホワイト。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
最後に、肌の上塗りにシタデルカラーのシェイドカラー、レイクランドフレッシュシェイドです。
精製水で薄めた状態で染め塗りしました。
少し赤っぽい質感を出すカラーです。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
アニメカラーとはまた一味違うモンゴルマンにできました。
補修で付けた髪の部分も問題なく固定されました。
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塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
モンゴルマンはウォーズマン戦の傷を負ったラーメンマンが、終点山でドクターボンベから与えられたマスクを被り、肉じゅばんを付けて悪魔超人シリーズに登場した姿。
夢の超人タッグ編ではキン肉マンからの申し出を断り、バッファローマンとのコンビで2000万パワーズを結成しました。
というわけで、今回はでかキンケシ・第4弾から、モンゴルマン3体目の色塗りでした。
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