【SDガンダムBB戦士 烈火武者頑駄無】筆塗り制作記録|武化舞可編キットを素組みから徹底塗装!#956

2025年7月5日

今回は、SDガンダムフォース絵巻「武者烈伝・武化舞可編」に登場する、BB戦士No.267「烈火武者頑駄無」のキットを制作しました。2004年に定価600円で発売された本キットは、かつてのNo.17「ムシャガンダム」をベースにしたリメイクモデルです。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

◆素組み組立

◆塗装その1

◆塗装その2

■キット開封と内容紹介

封入パーツはシンプルに2袋。成形色は赤・黒・白の3色で、ポリキャップとシールが付属。後に発売される「武田信玄頑駄無」とは成形色が対照的になっており、設定上の違いも楽しめます。

説明書は全8ページ構成で、ストーリー紹介、キャラクター解説、簡易コミック、組み立て説明がセットになった豪華な仕様。

本キット独自のギミックとして、武装パーツ単体で飾れる「紅蓮の鎧」が付属。烈火刀・薙刀「閃攻」・銃「新タネガシマ」といった武装は、設定上も作り込まれていて、大将軍命名や駄舞留精太による開発秘話も語られています。


■素組み工程

薄刃ニッパーを使用して丁寧にパーツをカットし、Mr.セメント流し込みタイプで接着。今回はシールは目のみ使用しました。
まずは軽装形態を組み上げてから、別途「紅蓮の鎧」をスタンドに組み上げ、最終的に装着する流れ。

軽装形態では可動域が広く、素組みでも見栄えが良い仕上がりになりました。


■塗装準備と下地処理

すべてのパーツをいったん分解し、塗装前に「Mr.スーパークリア つや消し」を吹き付け、マットな下地を整えました。

使用塗料は主に以下の2ブランド:

  • シタデルカラー(イギリス製水性アクリル)
     隠ぺい力が高く発色が良い
  • ファレホ(スペイン製水溶性アクリル)
     発色鮮やかで筆ムラが出にくく滑らか

筆塗りには面相筆と平筆を併用し、広範囲塗装も効率良く進行。


■塗装その1:軽装パーツの色分け

  • 下地塗装:
     ファレホ「エルフィックフレッシュ」を水で薄めて塗布
  • 銀色:
     ファレホ「シルバー」
     額・腕・刀の刃など
  • 赤:
     ファレホ「ブラッディレッド
     頭部・胴体・脚部・刀
  • 金:
     シタデル「レトリビューターアーマー」
     頭部・胴体・脚部・武器
  • 緑:
     ファレホ「ミディアムオリーブ
     額・胴体など細部に使用
  • 黒:
     ファレホ「ブラック」
     刀や頭部などを補色
  • スミ入れ:
     シタデル「ブラックテンプラー」で顔周辺を引き締め
  • トップコート:
     水性つや消しコートを吹き付けて保護

■塗装その2:武装パーツの色分け

「紅蓮の鎧」や武器パーツを中心に塗装:

  • 銀色:
     ファレホ「シルバー」
     長刀の刃・兜飾りなど
  • 赤:
     ファレホ「ブラッディレッド」→上からシタデル「ブラッドエンジェルレッド
     兜・肩・鎧などに重ね塗り
  • 金:
     シタデル「レトリビューターアーマー」
     兜・鎧・銃など全体に多用
  • 黒:
     ファレホ「ブラック」
     兜や誤差補修に使用
  • 質感仕上げ:
     シタデル「ストームシールド」でマットな表面に整えた

■最終組み立てと完成

塗装後、乾燥を経て再組立を実施。

  • まず軽装形態を完成させ、
  • その後「紅蓮の鎧」を装着し、烈火武者頑駄無が堂々完成!

重量感のある武装で可動域は減少しますが、その分、重厚なビジュアルが際立ちます。


🔚まとめ

「SDガンダムBB戦士 No.267 烈火武者頑駄無」は、ムシャガンダムの正統進化ともいえる名キット。筆塗りでも映えるディテールと構成で、塗装初心者から中級者まで楽しめる内容です。次回はさらにウェザリングなどの仕上げにも挑戦してみたいところです。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年7月5日

Posted by Mさん模活時間の記録