#591【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第4弾(D型)モンゴルマン

2023年5月25日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第4弾、D型のモンゴルマンを塗装しました。

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・昭和レトロ、1980年代、懐かしいキン肉マン消しゴム
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法

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塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。

落書き・汚れとともに、モンゴルマンの特徴である髪が、取れてなくなっている状態のキンケシでした。今回はいつもの下処理プラス、この髪の補修を事前準備で行いました。

↑事前準備として、通常はこんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

ここまでやってから、エポキシパテを使って、とれていた髪の毛のつなぎを自前で作成、造形して取付け、硬めました。

・そして、乾燥させて、全体にMr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

今回のような部分的な補修であれば、なんとか自分でできるかなと、いい経験になりました。

水性塗料で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはベースカラーの黒、アバドンブラック。
フェイスの装飾の一部、髪の毛に塗りました。

2色目にボディのメインカラーとして、普段は下地で使っている「レイスボーン」を仕上げ色として今回は使用。

アニメカラーのモンゴルマンは、肌の色が白に近い薄めだったんですね。

モンゴルマンのこのデカケシは2体目の塗装。
前回のときにいくつか反省点がありまして。
一つ目は変に力んで陰影をつけようとし過ぎたこと。
なので、今回はあっさりこのカラーのみで仕上げにしてみました。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

今回カラーリングの参考にしたのはアニメ版キン肉マンです

塗装にかかった時間は約60分でした。

3色目はこれまたメインカラーで、下半身、モンゴルマンのコスチュームは黄緑のジャージ。
オールク・フレッシュで塗りました。

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

このタイミングで、シェイドカラーの「ナルンオイル」でフェイスとジャージのスジにスミ入れ的に。
陰影・質感を出しました。

ここで一部、目の部分の上塗りで、フルグリム・ピンク

同じく一部ですが、ワープストーングロウ。で緑の装飾。

最後に赤。
メフィストンレッドで、顔の模様の書き入れと、シューズ、髪を結っている布地、リボンを塗りました。
前回塗装した時の反省点2つ目は、この赤の線を、造形を意識しすぎて太く塗りすぎてしまったこと。
なので今回は、できるだけ細く描くように心がけました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
髪がなかったり、前回の反省を活かして塗ったり、いろいろ考えさせられ経験できた塗装になりました。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

モンゴルマンについて&関連するデカ消し

モンゴルマンはウォーズマン戦の傷を負ったラーメンマンが、終点山でドクターボンベから与えられたマスクを被り、肉じゅばんを付けて悪魔超人シリーズに登場した姿。
夢の超人タッグ編ではキン肉マンからの申し出を断り、バッファローマンとのコンビで2000万パワーズを結成しました。

懐かしい面々のデカ消し。
今回は、7人の悪魔超人シリーズ最後のタッグマッチ。

まずはキン肉マン。モンゴルマンと組んだパートナー。
デカ消しの、一番登場機会が多かった造形のキン肉マンです。

そしてモンゴルマンと戦ったスプリングマン。
デカ消しシリーズでは第6弾で商品化されました。

最後にバッファローマン。赤で塗装したもの。
サタンが胸にあってこのカラーは実際にはアニメでも実現していないデザインですが、思い出深かったのでこのカラーに
塗ってみたものです。

■ラーメンマン、ブロッケンJr.、ミスターカーメンと。

まとめ~あわせて読みたい記事

でかキンケシで第4弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、今回塗装したモンゴルマンをはじめ、キン骨マン・イワオ・ジャンクマンなどなかなか多彩な顔ぶれの
超人が目白押しの弾でした。

当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
100円握りしめて買いに行った記憶が残っています。

というわけで、今回はでかキンケシ・第4弾D型から、モンゴルマンの色塗りでした。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年5月25日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c