#471【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第1弾(A型)ロビンマスク
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第1弾A型の、ロビンマスクをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第1弾A型「ロビンマスク」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogロビンマスク塗装の動画
Youtubeで塗装動画
before~after
記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました


正義超人からキン肉マン、ラーメンマン、そしてこのロビン。
悪魔将軍、ブラックホール、バッファローマンなど、そうそうたる顔ぶれの第1弾のラインナップでした



まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません。
40年以上前の消しゴムですが、良好な保管状態にあったと思います



塗装後のレビューを先に
今回は、なんと言ってもアニメカラーでなじみ深い青です
赤の色分けが目を含めて細かいので、そこが一番神経を使ったペイントになりました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、アニメカラーの肌
水色です。ファレホのゲームカラーでサンライズブルーを使いました
明るい、ライトなブルー。それでも隠ぺい力は強く、白で塗った下地も効いていますが問題なく色が乗っていきました

色分けの2色目は黒です。ファレホのゲームカラー、ブラックです。
フェイス、鋼鉄の鎧、アームカバー、パンツ、脚部と、けっこう塗装箇所のある黒なんです
黒の塗料では一番重用しているカラーで、扱いやすい。

マスクの後部、そしてボディの鎧の青
シタデルカラーのBASE、マクラーグブルーを使いました
シタデルの標準的な青カラー
粘性高く、とても使いやすい塗料です

マスクの仮面の部分は色を変えて。シタデルカラーの、少し明るい色味の、BASE塗料、カレドールスカイを使いました
黒との色分けがあったので少し慎重に色を入れました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

赤です。目と、鎧の装飾、アームカバー、脚部にはラインで
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドを使いました
明るいレッドの塗料
これで全貌が色分けされてきました

最後はベルトに黄色です。
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです
下地の白も効いてうまく色が乗ってくれました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約60分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
ロビンマスクを、青のアニメカラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました


まとめ~あわせて読みたい記事
ロビンマスクは、イギリス・ロンドン出身の正義超人で、超人強度は95万パワー。
ロビン王朝の当主で、頭脳派。
ロビン戦法という独自の戦法で戦います。
弟子や後進の育成にも長け、指導力にも定評があります

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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