ビックリマン万リ鬼(まんりき)塗装レビュー|水性アクリルで仕上げる天魔界キャラの魅力#1152
1988年当時物のビックリマン消しゴム「万リ鬼(まんりき)」を、水性アクリル塗料で筆塗り塗装しました。下処理から仕上げまでの工程と、鮮やかなカラーリングのコツを詳しく解説します。
■ 万リ鬼(まんりき)とは?
今回は、ビックリマン「魔の弐 サタンマリアパワーアップ編」より、天魔界のキャラクター「万リ鬼(まんりき)」を塗装しました。1988年にセット販売された当時物で、第5弾悪魔シールに登場したキャラクターです。
■ 塗装前の状態チェック
塗装前はペールオレンジの成形色で、経年による軽い汚れはあるものの、キズはなく良好な状態でした。全高は約3cmと小サイズながら、彫りが深くディテールも豊富で、塗装映えする造形です。
■ 下処理の手順
消しゴムフィギュアの塗装では、下処理が非常に重要です。今回は以下の手順で行いました。
・80℃以上のお湯で煮沸し、汚れや油分を除去
・ベンジンに1〜2日浸けて可塑剤を抜く
・乾燥後、つや消しクリアを吹いて下地を作成
この工程で塗料の食いつきが良くなり、仕上がりが安定します。
■ ベース塗装のコツ
まずはファレホのライトフレッシュを水で薄め、全体に下地として塗布します。白に近い明るい肌色で、後の発色を引き立てる役割があります。平筆で一気に塗れば短時間で完了でき、効率的です。
■ カラーごとの塗装工程
今回の配色はシールを参考に、青・赤・黄色を中心とした鮮やかなカラーリングです。
・黄色:ゴールドイエローで発色よく塗装
・赤:ブラッディレッドで目や腰部分を塗り分け
・青:エルフィックブルーをメインカラーとして使用
特に青は面積が広いため、ラーミアンメディウムで薄めて重ね塗りし、筆ムラを防ぎました。筆先で軽く叩くように塗るのがポイントです。
■ 細部塗装と仕上げ
オレンジやベルデグリでアクセントを加え、銀部分はシルバーでしっかり発色させました。腕や足にはフラットフレッシュを使用し、濃い肌色でメリハリを出しています。
最後にダークグレーで細部を書き込み、全体を引き締めました。
■ 使用塗料と作業時間
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用。筆は面相筆を中心に、広い面は刷毛で効率化しています。塗装時間は約60分でした。
■ 完成レビュー
仕上げにクリアを吹いて保護し完成です。彫りの深い造形と鮮やかなカラーリングが相まって、非常に見栄えの良い仕上がりになりました。小サイズながら存在感のある一体です。
■ まとめ
当時物の消しゴムフィギュアはシンプルに見えて色数が多く、塗装の工夫次第で完成度が大きく変わります。今回の万リ鬼のように、下地と塗り重ねを意識することで、短時間でも高品質な仕上がりを目指せます。ぜひ参考にしてみてください。