SDガンダムBB戦士 No.40 ケンプファーを筆塗り全塗装!1989年発売キットの魅力を徹底レビュー#523
1989年発売のSDガンダムBB戦士 No.40「ケンプファー」を制作しました。『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する人気モビルスーツを、水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗り。レトロキットならではの味わいを活かしながら、現代風に仕上げた制作過程を紹介します。
1️⃣ 1989年発売のレトロキットを現代の技術でアップデート
当時の造形を活かしながら、筆塗りでクオリティ向上を図った制作プロセスを紹介。
2️⃣ フリーハンド筆塗りによる塗装テクニックの解説
シタデルカラー&ファレホを使用したカラー選択・塗り分けの工夫が分かる。
3️⃣ 『ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の魅力あるモビルスーツを再現
ケンプファーという人気機体の魅力を、SDならではの形状で楽しめる。
キットを開封
キットの開封から
このキットは、1989年の発売ですから自分がまだ小学校5年生のとき、ちょうどBB戦士に熱中していた頃のものでよく覚えています。
劇場版公開が連動していて、SD戦国伝の武者七人衆編の途中に挟み込むように、NT-1と共に展開されたキットでした。
全パーツ。
まだまだ初期のBB戦士のキット、パーツ数も色分けも少なく、シールも最小限という感じの構成です。
ただケンプファーはボディの色でけっこう物語るところがあるので、最小限の塗装でもそれなりに見えるかもしれません。
まずは無塗装で組み立て
プラスチックモデル専用接着剤を適所に使いながら組み立てました。
・頭部の組み立て
ポリキャップを挟み込む形で構成します
・腕部
それぞれ2パーツを組んで作ります
・脚部
こちらも左右2パーツずつ。
・ボディ
ポリキャップを4個内臓、あと装備品が背中と腰に付きます
・武器
バズーカが同じ仕様で2基あります。スプリングをなくさないように組み立て
チョバムアーマーは、それぞれ独立したパーツなので、個々の組み立てはありません
組み立て完了
素組み無塗装
素組み完成でこんな感じです。
シールは、必要なものは塗装のあと貼る前提で、この段階では付けていません。
成形色は明るい緑、青緑っぽい色です。
パーツの切り離しに5分、組み立てにかかった時間は約10分でした。
筆塗り部分塗装
続いて部分塗装。
頭部です。
白、グレー、黄色、あとはスミ入れをしています
腕部です
こちらも白、グレー、黄色、加えて緑も加えて塗っていきました
細かなところですが、スミ入れもしています
脚部です
グレー、黄色、緑を塗装、スミ入れもしています
ボディとバックパック。
グレー、黄色、緑あとはスミ入れです
武器の部。
ジャイアントバズーカは基本はスミ入れ、一部黄色と緑を入れました
スツルム・ファウストは、緑を基調にして、赤・黄色で塗ります
ショットガンは一部緑色を入れました
チョバムアーマーは緑に塗ります。
今回使用した塗料とマーカー等はこちらです。
塗装後は、水性トップコートのつや消しを吹きかけて、乾燥させ、完成。
塗装後
部分塗装後
塗装完了。
多少のはみ出しはできてしまいましたが、無塗装の状態と比べると、ずいぶん引き締まって雰囲気が出ました。
チョバムアーマー形態。
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というわけで、組み立てから部分塗装まで一連の流れを見ていただきました。
ケンプファーのキットは、1989年9月に発売されたキット。価格は税抜き300円。
のちのGジェネNo.18にパーツが流用されていますが、この独特の青緑のカラーリングはNo.40ならでは。
チョバムアーマーとフェイスマスク、チョバムアーマー支援形態はBB戦士オリジナルでした。
ストーリー上(コミックワールド)は、一度アレックスに敗れたケンプファーが、チョバムアーマーを装備し、再度戦いを挑む設定になっていました。
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