#884【消しゴム塗装】ハングキラー(キン肉マン キン消しPART7)

今回は、当時物のレギュラーサイズキン消し・PART7、ハングキラーです
あの、超人医・ドクターボンベの若かりし日。超人図鑑カラーを参考に
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART7 ハングキラー
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogハングキラー 塗装の動画

Youtubeで塗装動画

Coming soon

before~after

このハングキラーがラインナップされたPART7のブックレットです
この小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
これまでのシリーズのキン消しが塗装済みで掲載された一覧あり、PART7では、これまでに、銅ベルマン、土偶マンなど読者応募採用で、本編での活躍薄だった超人もペイントを重ねてきました

ペイントするハングキラーの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黒ずみはありましたが、ペイントに影響するほどではなかった、比較的保管状態は良かったキン消しだったと思います

高さ約4㎝程度の消しゴム。さすがの造形のち密さ、そして、しっかりと自立をします

塗装後のレビューを先に

ドクターボンベの超人図鑑カラーを参考に配色しました
コスチュームとボディの色分けがけっこう細かくて時間を要するペイントなんです

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

本体の塗装はまず、ひと通り、ボディスーツの箇所を銀色で。
ファレホのゲームカラー、シルバーを使いました

これが塗装箇所がまず多くて細かい
銀はさすがの発色の良さで、一発でどんどん色が乗っていきます

膝のパッド部分、ここだけ赤です
シタデルカラー、LAYER、イーヴィルサンズスカーレットを使いました

そしてボディカラーの青 紺色です
シタデルカラー、BASE、ザ・ファングを使用しました

粘性の高い、隠ぺい力強いカラー
フェイス、胴体、腕部、脚部もれなく色を入れていきます
細かな塗入れが続きますが根気強く

少し青がはみ出してしまった箇所を、忘れぬうちに銀で補修です

頭髪は、シタデルカラーのBASE、セレストラグレイを使いました
ライトなグレー これでひと通りの色分けができました

仕上げその1
まずはシルバーで塗った箇所に、メタリックカラーの質感を高める液体塗料
シタデルのシェイド、ナルンオイルをサーっと上塗りです

ここで台座プレート
今回は紅一点で明るいカラー ファレホのモデルカラー・サンセットレッドを使いました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後は陰影を付ける仕上げの工程
シタデルカラーのコントラスト、アポシカリーホワイトを水で溶いて染め塗りです
頭髪と、ボディの青の部分に

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約70分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、正規品レギュラーサイズのキン消し、PART7からドクターボンベの若かりし日、ハングキラー。水性アクリル塗料でペイントしました

今回のこのハングキラーののちの姿、ドクターボンベの超人強度は78万パワー。超人界最高の専門医で、プリンスカメハメの主治医でした。
無痛の手術を麻酔なしで手掛ける
霊命木から覆面を削り出して作る
ロングホーンを骨に加工し移植手術をする
人工心臓を作る
など様々な職人技でキン肉マンたち正義超人をサポートしました。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by Mさん模活時間の記録