#690 【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第5弾E型 ティーパックマン(超人図鑑カラー)

2024年1月9日

今回は、丸越製のデカ消し・第5弾、E型の、ティーパックマン。
超人オリンピック、ザビッグファイトに登場した超人
学研の超人図鑑のカラーを参考にペイントしました

Point☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・9cmサイズのキン消し、丸越製「デカ消し」を塗装
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

塗装の様子をYoutubeの動画で見る

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可塑剤を抜く塗装前の下処理

デカ消し・第5弾に封入されていたブックレットです。
カラー表紙で綺麗な封入物。この弾は、全10体それぞれ、本編での活躍があった面々で構成されていました

ラインナップにはウォッチマン、チエの輪マンなど、このティーパックマンと同じく第21回超人オリンピックの出場超人も何体か入っていました

塗装前の状態です。
ティーカップの特徴的な造形のキンケシ。特に目立った汚れや傷もない良好な保管状態でした

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

キンケシ・デカ消しの色塗り前の下処理は、およそこんな感じで進めていきます

・煮沸して、曲がりクセを直し、表面に付いた埃や油分をとる

・ベンジン漬けして、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させてMr.スーパークリアつや消しを吹きつけて塗装下地を作る

水性塗料(シタデルカラー+ファレホ)で色塗り

そして塗装です。
色塗りの様子は、使ったカラーごとにハイライトで見ていきます

下地塗装

シタデルカラーのコントラスト・バシリカヌムグレイです。
目と、その縁取り、スミ入れ的に使いました
カップのライン、パンツ、膝・肘のパッド、ブーツなど、最終的にアイアンカラーで塗装するところに下地として塗っています

本来は仕上げに使って、ベース・シェイド・ハイライトの効果をひと塗りで表現するカラーのコントラストですが、顔料を含んでいて下地にもなり、液体塗料なのでスミには流れ込み色分けが速くできるので、こうして下地として使っています

ボディの赤は、下地にブラッドエンジェルレッドを塗りました
隠ぺい力がそこそこある、シタデルカラーのコントラストです

アポシカリーホワイト

ティーカップの超部には、スケルトンホードを塗りました

カップのベースには、ファレホのゲームカラー・デッドホワイト
白塗装は、薄く、重ねてを心がけて塗っていきます

ボディ、肌のカラーとして、ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンです
粘性の高い、隠ぺい力の強いカラー

ファレホはスペイン発の水性アクリル塗料。
フィギュア塗装には使いやすく、カラーバリエーションも明るい色も豊富です。

今回のティーパックマンの塗装で下地に使った塗料がこちら

上塗り塗装

工程は下地塗りから上塗りの2段階。

ここからは上塗りです

カップの中にある紅茶のイメージ、カラーはシタデルカラーの茶色のBASE塗料・モーンファングブラウン

赤・シタデルカラーのメフィストンレッド
ボディと、グローブの上塗りです
下地に塗ったブラッドエンジェルレッドも効いていたので、着色はスムーズでした

使用した筆は、基本は模型用の面相筆。
面積の広い箇所はブラシを使って時短させながら色を入れていきました

メタルカラーのアイアンウォリアー
濃い銀、鋼のカラーです
隠ぺい力の強いカラー
バシリカヌムグレイを下地に塗った箇所に上塗りしました

肌のカラーは、シタデルのコントラスト・スケルトンホードを水で薄めてシャバシャバ状態で染め塗りしました 少し色味が変わりました

今回のペイントで上塗りで用いた塗料がこちら
塗装にかかった時間は約70分でした

最後はティーカップの白の上塗り
シタデルカラーのレイヤー、ホワイトスカーです

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹きかけて乾燥させて完成
これがトップコートになります

塗装後

ティーパックマンは、紅茶がモチーフになった、スリランカ出身の正義超人。
超人強度は25万パワー。
頭部の紅茶を吸わせたティーバッグを乱打する攻撃を得意とします。超人オリンピックではウォーズマンと対戦しました

デカ消し・でかキンケシは、レギュラーシリーズのキン消しよりも一回り大きい、体長約9㎝のゴム消しフィギュアでキン肉マン第1次アニメブームだった1984年~86年ごろに展開された、全12弾、各弾約10体のシリーズでした

塗装後がこちら

塗装シーンのみのYoutube動画

塗装シーンのみの映像

まとめ~あわせて読みたい記事

細かな色分けも多く意外と時間がかかった塗装でした
特徴的な造形のキンケシです

ということで今回は、キン肉マンのデカ消し第5弾E型から、ティーパックマン。
超人図鑑カラーでペイントしました

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年1月9日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c