#661【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第6弾(F型)カニベース(超人図鑑カラー)
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第6弾、F型のカニベースを塗装しました。
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる
・「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
3体目の色塗りです。今回は、原作、超人図鑑のカラーイメージで着色しました。
塗装の様子をYoutube動画で
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可塑剤を抜く塗装前の下処理
当時物、第6弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
バッファローマンやスプリングマンなど悪魔超人の有名どころや、今回塗装のカニベースやオイルマン・タイルマンなど超人オリンピックで出会った超人、なかなか個性的な面々の弾です。
丸越製の正規品にはこんな封入物があったのは当時全然気にせず遊んでいました。
まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、黒ずみなどは多少ありましたが塗装には影響のないレベルでした。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料(シタデルカラー+ファレホ)で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はハイライトにまとめています。
工程は下地塗り~上塗りと2段階。
下地塗り
まずはキンケシの地に下地を作っていきます。
シタデルカラーのコントラスト、イアンデンイエローという塗料。
アポシカリーホワイト
続いてブラッドエンジェルレッド。
目、口と、胴体腹の部分、足のカラーの下地にしました。
このコントラストという種類の塗料は、下地になる顔料を含みつつ、液体塗料なので隅には流れ込んでいって速く色分けができるため、上塗りの目安を付けるという意味でも大変重宝しています。
ボディのメインカラーの緑の下地、ワープライトニング。
面積が一番大きいカラーの下地です
鼻、目と口にバシリカヌムグレイ。
こちらがカニベースの下地塗りに用いた塗料です。
上塗り
上塗りもカラーごとに見ていきます。
まずは先にボディを仕上げます。
ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブで緑を表現しました
粘性の高い、隠ぺい力の強いカラーです。
最近は緑はほぼこのカラーを使っています。
ここ数か月、これまでメインで使ってきたシタデルカラーと並行して、スペイン発の水性塗料ファレホを使うようになりましたが、シタデルよりも全体的に明るめのカラーが多い印象でキンケシの塗装仕上がりもだんだん明るくなってきました
シタデルカラーのコラックスホワイトです。
歯の部分に塗った、白です。
今回の塗装ではもっとも細かな個所でした。
筆は、基本は面相筆。面積が広くて余裕がある箇所は、模型用のブラシなどで時短させながら効率よく塗っていきました。
赤は2色使いました。
まずはコーンレッド。脚部に塗った濃い赤色です
口の中、腹、目にはメフィストンレッドを塗りました
超人図鑑カラーイメージではこの赤がポイントになっています
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを吹き付けて、
乾燥させて完成、トップコートの役割も果たします。
塗装後がこちら。
前回塗ったアニメカラーとは色分け箇所、カラーリングが少しずつ違う仕上がりになりました
塗装シーンのみの動画をYoutubeで見る
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
カニベースの超人強度は2パワー。
イタリア出身の超人で、カニがモチーフ。
殻は持っていないものの、両手のハサミにちなんでカニを名乗っています。
現在確認されている中では最も低い超人強度を誇る超人で、じゃんけんに勝つために手の形状・腕の本数まで変えた経験を持ちます
というわけで、今回はでかキンケシ・第6弾から、カニベースのペイントでした。
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