無名超人に宿る記憶を塗り直す|スプレー魔人 デカ消し筆塗りリペイント記録#556

2023年4月15日

丸越製9㎝サイズの当時物デカ消し「スプレー魔人」を、水性アクリルで丁寧に筆塗りリペイント。煮沸や可塑剤抜きなど下処理から仕上げまで、無名超人に命を吹き込む制作工程を紹介します。

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この記事の3つのPoint☆

① 当時物デカ消しの魅力と再発見
9㎝サイズの丸越製デカ消しという、存在感ある当時物アイテムを通して、懐かしさと新たな魅力を再発見できる内容です。

② 塗装前の下処理の重要性がわかる
煮沸による歪み修正やベンジンでの可塑剤抜きなど、仕上がりを左右する下準備工程を具体的に紹介しています。

③ 無名キャラでも本気で仕上げる楽しさ
スプレー魔人というマイナー超人でも手を抜かず丁寧に塗装することで、フィギュア制作の奥深さと楽しさが伝わります。

塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。

今回はよく遊び倒された跡が。落書きあり、何かで小さな穴を開けた跡あり、いろいろありますが、いつも通りの下処理をして色塗りを進めていきました。

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーは腕・脚の露出している肌の部分、下地としてレイス・ボーンを塗りました。

こちらが今回の塗装で使用した塗料等。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑、超人です

塗装にかかった時間は約80分でした。

2色目は、ベースカラーの青、マクラーグ・ブルーです。
そのまま仕上がり色になる青ですが、隠ぺい力高めなので、キンケシの地の色にそのまま塗っていきました。

3色目は白、コラックスホワイト。
グレーがかった白の下地色で、スプレー缶の白で仕上げる一番大きな面積のところ、それから銀色を入れるところの下地として塗りました。

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた極細筆を使って塗装していきました。

ここで先ほど下地を入れた肌、フレイドワン・フレッシュという上塗り用の塗料で重ね塗り。

白、下地色よりも明るめのレイヤーカラー「ホワイトスカー」を塗りました。

銀色。アイアンハンズ・スティールをスプレー缶の上下の部分に塗り入れました。

白にさらに重ねて、プラゼティホワイト、というドライカラーを使って、ドライブラシしました。

あとひと息です。
赤・メフィストンレッドで、「殺虫剤」の文字を描き入れ、同時に頂部のプッシュボタンのところを塗りました。これでほぼ全貌が完成。

細部は、赤と黒の「ゼブラマッキーケア」超極細油性マジックで、目などを書き入れています。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
子どものころには考えられなかった、リアルな塗装が実現できました。

スプレー魔神について

スプレー魔神は、殺虫剤がモチーフの正義超人で、マレーシア出身の設定。超人強度は65万パワー。
頭上から薬品を噴霧して様々な虫を駆除する超人。
食べたものを消化して薬品を体内合成することもできるようです。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

まとめ~あわせて読みたい記事

でかキンケシで第7弾に封入されていたブックレットです。

この弾は、前述のメンバーをはじめ、全て、本編での活躍はほとんどなかった読者応募超人弾でした。

というわけで、今回はでかキンケシシリーズから、スプレー魔神でした。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年4月15日

Posted by Mさん模活時間の記録