キンケシ復刻版9「プリズマン」をアニメ第2期カラーで筆塗り再現!ペイント手順レビュー**#1050

2025年11月26日

2009年発売のキンケシ復刻版パート9より、プリズマンを1990年代アニメ第2期カラーで筆塗りリペイントしました。下処理から塗装、ドライブラシ仕上げまでの工程を詳しく解説します。

● キンケシ復刻版パート9「プリズマン」をペイントしました

今回は2009年発売の「キンケシ復刻版」パート9より、プリズマンを筆塗りでリペイントしました。
1990年代の第2期アニメカラーを参考に、水性アクリル塗料(ファレホ・シタデルカラー)で色付けしています。

この弾は「キン肉星王位争奪編3」にあたり、ゼブラとキン肉マンのワザ消しやマッスルインフェルノ、各運命の王子チームの超人が揃った豪華ラインナップでした。


● 塗装前の状態と下処理について

塗装前のプリズマンは経年劣化こそあるものの、大きな汚れや損傷はありませんでした。
復刻版は金型の都合で若干サイズが小さく、曲がりクセが付いて自立が難しかったため、熱処理で補正しています。

下処理はいつものキンケシ・デカ消しと同様の手順です。


● キンケシ塗装の基本フロー

1)煮沸して形を整え、油分・埃を除去
ゴム素材を柔らかくし、歪みを改善します。

2)ベンジン漬け込み(1〜2日)
可塑剤を抜き、塗料の乗りをよくするための工程です。

3)完全乾燥後に「Mr.スーパークリア(つや消し)」を吹き下地作り
表面が整い、筆塗りしやすい状態になります。


● まずは塗装後レビュー(第2期アニメカラー再現)

仕上がったプリズマンは、第2期アニメ登場時の明るい緑を基調とした配色です。
特に今回は久しぶりに緑系のドライブラシを使用し、陰影と立体感を強調しました。


● 使用した塗料と工程

塗料は ファレホをメインに、随所でシタデルカラーを使用
筆塗りのみで仕上げました。

使用する筆は、細かい部分は面相筆、広い面は平筆で時短を意識しています。


● 下地塗り:ファレホ「肌色ハイライト」を全体に

最初に、ファレホ・パンツァーエースの「肌色ハイライト」を全身に塗ります。
このひと手間で後の色ノリが大きく変わるため、必ず施しています。

下地は平筆で2~3分ほどで塗り終わります。


● ボディカラー:ゲームカラー「ベルデグリ」の緑

アニメ第2期をイメージして、明るい緑「ベルデグリ」を全身に塗装しました。
塗装面積が大きいため、色ムラ対策として シタデルカラー・ラーミアンメディウムで薄めながら重ね塗りをしています。

乾燥を待ちながら2度塗りし、筆先で叩くように色を乗せることでムラを抑えました。


● 目のシルバー塗装

目の部分は、ゲームカラーのシルバーを極細筆で丁寧に塗装しています。


● 仕上げのドライブラシ

今回のポイントは シタデルカラーのドライ「ニブレットグリーン」 を使ったドライブラシです。

・フェイス
・頭部
・胴体
・腕、脚部

角や段差のある部分に軽く叩き込むことで、より立体感あるプリズマンになります。


● 仕上げスプレーと完成写真

塗装後は、ソフト99の「ボデーペン・クリア」を全体に吹き付けて保護しています。

台座を付けて、フロントビューからリアビューまでしっかり撮影しました。


● まとめ:アニメ第2期カラーのプリズマンを筆塗り再現

今回は、キンケシ復刻版パート9より スーパーフェニックスチームのプリズマン を、1990年代・第2期アニメカラーを参考に筆塗りで再現しました。

水性アクリル塗料を使った手軽なリペイントとして、キンケシ塗装の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年11月26日

Posted by Mさん模活時間の記録