【キンケシ復刻版3】オメガマンを第2期アニメカラーで筆塗りリペイントしました#1056
2009年発売「キンケシ復刻版3」から、オメガマンを水性アクリル塗料で筆塗りリペイントしました。第2期アニメカラーを参考にした白・黒・紫の彩色や、下処理から完成までの工程を詳しくまとめています。

キンケシ復刻版9のオメガマンをリペイント
今回は、2009年発売の「キンケシ復刻版3」に収録されていたオメガマンを塗装していきます。
1990年代の第2期アニメの配色を参考に、いつものように水性アクリル塗料で彩色しました。

キンケシ復刻版3は「キン肉星王位争奪編」にあたり、当時のカプセルにはブックレットも同梱。ゼブラやキン肉マンのワザ消し、マッスルインフェルノなど、運命の王子たちや所属チームの超人が多数ラインナップされた豪華な弾でした。


塗装前の状態とサイズ感
オメガマンは多少の経年劣化はあるものの、汚れや損傷はほぼなく良好な状態でした。復刻版は金型の関係でやや小ぶりですが、このオメガマンは元の造形が大きめで、比較的塗りやすいサイズでした。



完成後のカラーイメージ
仕上がりは、第2期アニメのイメージを再現した白・黒・紫の配色。
特徴的なカラーリングにより、ファンには馴染みのあるオメガマンへと仕上がりました。

下処理の工程
キンケシやデカ消しの塗装では、いつも以下の手順で下処理しています。

- 煮沸で素材を柔らかくし、表面の汚れ・油分を除去
- 一晩〜2日ベンジン漬け込みで可塑剤を抜く
- 乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)を全体に吹いて下地作成



この工程を丁寧に行うことで、塗料のノリが大きく向上します。
使用した塗料と筆
塗装は、ファレホをメインにシタデルカラーをポイントで使用。
全行程を筆塗りで仕上げました。

- 面相筆で細部を丁寧に
- 広い面はブラシで時短
- 下地塗り → 上塗りの2段階構成

今回のベースには、ファレホ・モデルカラーの ライトフレッシュ を使用。
下地をしっかり作ることで、その後の発色が安定します。
各色の塗装ポイント
目元・フェイス
- シタデルカラー:コントラスト「ブラックテンプラー」を薄めてスミ入れ

紫(背中のオメガハンドなど)
- ファレホ:ラストフルパープル
- 面積が広いため、ラーミアンメディウムで薄めながら色ムラを防止
- 乾燥しやすいので2度塗りで発色を安定

黒
- ゲームカラー:ブラック

赤(目)
- ゲームカラー:ブラッディレッド
- アニメ版の特徴的な差し色

尻尾
- モデルカラー:ダークグレー
- 極細筆で丁寧に塗装

白(ボディカラー)
- モデルカラー:ホワイトグレー
- 頭・腕・脚・胴体と塗る面積が広く、最も時間がかかりました

オメガハンドの爪
- ゲームカラー:グレイシャーブルー

今回の塗装時間は約50分ほどでした。
仕上げと完成レビュー
塗装後は、ソフト99のボデーペン(クリア)を全体に吹き付けてコート。

台座にセットし、フロントビューからリアビューまでしっかりまとまりのある仕上がりになりました。



まとめ
今回は、キンケシ復刻版3からスーパーフェニックスチームのオメガマンを、第2期アニメの配色を参考に水性アクリル塗料でリペイントしました。
丁寧な下処理と筆塗りによるアニメカラーの再現を楽しんでいただけたら幸いです。











