#797 消しゴム塗装・1980年代当時物キン消しPART5 アームストロング

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART5、アームストロングです
ネプチューン・キングの1000人いる弟子の一人でありつつ7人の悪魔超人が登場時、リング上に姿を見せた超人
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART5 アームストロング
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このアームストロングがラインナップされたPART5のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート5では、今回塗装のアームストロングの他、ビビンバやヘルミッショネルズ、ウォッチマンなど個性豊かな面々がラインナップされていました

ペイントするアームストロングの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4㎝程度の消しゴム。手足のディフォルメ感が高く、しっかり自立しますが、キン消しそのものは少し小ぶりな感じのする造形でした

塗装後のレビューを先に

ライトグリーンのメインボディにオーソドックスな肌カラー
色数も少なくシンプルな彩色になりました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、まずはメインのカラーの緑です
ファレホのモデルカラー、ライトグリーンを使いました
緑は、隠ぺい力には課題のあるカラー
下地に塗った白が効いて、しっかり色が乗りました

頭部、肘のカバー、ボディ、パンツに

ファレホのゲームカラー、シルバーです
ブーツに塗りました
銀色はさすがの発色の強さです

ここで台座プレートを上塗り
今回はファレホのゲームカラー、エイリアンパープルです
刷毛で一気に塗りました

目と口の部分を書き入れです
シタデルカラーのBASE、メタリックのグレイナイトスティールです
極細筆で丁寧に

肌カラーをここで塗ります。ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュを使用
少し濃い目の、しっかりとした色を付けるフレッシュカラー

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後は、肌部分に質感を高め、陰影をつけるための処理を上塗りで
シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗りしました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後~まとめ

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART5のアームストロング、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のアームストロングは、カナダ出身のパーフェクト超人です
ネプチューンキングが、パーフェクトラージナンバーズから離脱する際に弟子として行動を共にしました。
タッグトーナメント時には、宇宙から試合の趨勢を見ていました。
超人強度は70万パワー。腕まわり、胸まわりの筋肉が発達、ベンチプレスは10t以上の剛腕超人です。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c