#794 消しゴム塗装・1980年代当時物キン消しPART3ビーンズマン

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART3、ビーンズマンです
母星・ラッカ星の危機を救うため地球の超人をスカウトに来た少年。
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART3 ビーンズマン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このビーンズマンがラインナップされたPART3のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート3では、バラクーダやアトランティスといった有名どころから
ミリオンヘルや、ゴッドフォンエリックなどちょっとマニアックな超人も

ペイントするビーンズマンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約3㎝弱の消しゴム。キン消しの中でも小さなサイズのキャラクターだと思います
いちおう脚はしっかり作られていて、ちゃんと自立します

塗装後のレビューを先に

超人図鑑掲載のカラーをイメージして塗装しました。目、瞳の塗り入れでそれらしい完成度になりました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、まずは肌カラーからスタート
フェイスと、手に。
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュです
少し濃い色味のフレッシュカラー。最近は、肌カラーと言えばもっぱらこれです。

ベルトのバックル部分に、シタデルカラーのBASE、アイアンウォリアーを塗りました

頭部のリング、ベルト、そしてハイネックのアンダーウェアに銀色
ファレホのゲームカラー、シルバーを塗りました

ここで台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現できるカラー種の、アルマゲドンデューンという、砂地をイメージした塗料を使いました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

瞳、頭髪、ブーツは黒で塗りました
ファレホのゲームカラー、ブラックです
小さなフィギュアですが、色分け箇所はガイドが付いていたので比較的塗りやすかったです

頭部の装飾、そしてコスチュームは赤で塗ります
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
鮮やかな赤カラー。これで一気に雰囲気が出ました

瞳、目を上塗り
ファレホのゲームカラー、デッドホワイトを使いました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

細部を微調整して仕上げました

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後~まとめ

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART3のビーンズマン、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のビーンズマンは、ラッカ星出身の正義超人で、超人強度は10.
そら豆の大粒品種、おたふく豆がモチーフになったキャラクターです

趣味は怪獣収集。ビーンズマンの師匠は、ラッカ星に住むインゲン。
コミックスでは第7巻「宇宙からの使者の巻」に初登場。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c