#845【消しゴム塗装】ウォーズマン(キン肉マン キン消しPART22)

今回は、昭和レトロ、1980年代のキン消しレギュラーシリーズPART22から、読者応募のコスチュームVer.のウォーズマン
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART22 ウォーズマン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このウォーズマンのキン消しそのものは当時物、これがラインナップされたPART22のブックレットです
こちらのミニブックは、後年に発売された全418体コンプリートの限定生産BOXに付録された復刻版です

今回のウォーズマンほかにはブロッケンやテリーマンのニューコスチューム、サタンクロスやバイクマン、モーターマンなど王位争奪編のキャラもあってなかなか魅力的なラインナップの弾でした

ペイントするキンケシの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、キズなどはない良好な保管状態のキン消しでした。塗装範囲は小さな、少しペイントにはてこづった造形でした。

いつも通りの下処理から作業を進めました

塗装後のレビューを先に

もともとのウォーズマンのカラーと、ブックレット掲載の彩色を参考に塗料をチョイスしてペイントしていきました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から塗装の様子は記録していますので、ここから詳しくご覧ください

キン消し・デカ消しの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して自立できるように整形、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

色分けに入る前に、下地のペイントです
使ったのは白、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄めた状態で全面に塗りました
刷毛で一気に塗ります
下地を作るとやはり塗装効率が格段にアップするので、このペイントスタイルが最近は定借しました

台座にするプレートにも塗りました
プレートのサイズは直径3cmのものを使用しています

彩色の1色目は、ウォーズマンの肌カラー
シタデルカラーのBASE、ラカルスフレッシュを使いました
グレーがかった肌を表現するときの塗料
下地が完全乾燥したのち塗りました 腕、下半身、首元などに

青です。シタデルカラーのBASE、カレドールスカイです
粘性高い隠ぺい力の強い、明るい青カラーです
今回のペイントではアクセントになったブルー

ここで先に台座プレートを上塗り
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種の、アルマゲドンダストという砂質・岩の地盤を作るときの塗料を使いました

ウォーズマンのメインカラーの黒
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました
頭部、フェイス、ボディ、腕部、脚部と塗装箇所はいろいろありました

扱いやすい黒カラーです

ここでメタリックカラーの銀
ファレホのゲームカラー、シルバーを使用です
さすがの銀色の発色の強さ

このデザインのウォーズマンでは装飾にあたる箇所がメタルカラーになりました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

仕上げにシタデルカラーのシェイド、ナルンオイルを、先にシルバーを塗った箇所に流し入れるように上塗り
これで質感が高まり、陰影が出ました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン消し、レギュラーシリーズのパート22、読者応募のコスチュームをまとったウォーズマン、水性アクリル塗料でペイントしました

ウォーズマンは、サイボーグタイプのロボ超人で、ファイティングコンピューターの異名を持ちます。超人強度は100万パワー。
ベアクローによるスクリュードライバー、脱出不可能な「パロスペシャル」など多彩な技を持ちます。
戦闘時間が30分を超えるとショートするロボット独特の特徴もあります。
ソビエト連邦出身。
本名は「ニコライ・ボルコフ」

「凄みをましたウォーズマン!」と紹介された、当時福岡県にお住まいだった読者からの応募デザインのウォーズマンVer.でした

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c