【デカ消し塗装レビュー】昭和のキンケシ第3弾C型「キン肉マン」を原作カラーでリペイント#404

2022年6月5日

昭和の当時物キンケシ「デカ消し」を、令和の今あらためて塗装。第3弾C型の主人公・キン肉マンを原作カラーで再現し、水性アクリル塗料によるリペイント工程を詳しく紹介します。

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昭和のキンケシを令和にリペイント

昭和の人気消しゴム人形「キンケシ」。今回はその9cmサイズ「デカ消し」第3弾C型のキン肉マンを、水性アクリル塗料で原作カラーに塗装しました。コスチュームは白パンツのシンプルなデザインですが、筆塗りでの色分けは意外と難しく、細部にこだわって仕上げました。


第3弾C型 デカ消しラインナップ

当時のブックレットには、キン肉マンのほか、ブロッケンJr.ウォーズマンといった正義超人、さらに魔雲天ミスターカーメンなどの悪魔超人もラインナップ。個性豊かな造形が魅力的なシリーズです。


塗装前の状態チェック

今回のキン肉マンは、大きな損傷はなく、多少の曲がりクセと汚れがある程度。塗装に影響はないため、そのまま通常の下処理から工程を進めました。


デカ消し塗装の基本工程

  1. 煮沸して形を整え、油分やホコリを除去
  2. ベンジン漬けで可塑剤を抜く
  3. 乾燥後にMr.スーパークリアつや消しを吹き付けて下地を作成

下地塗装とベースカラー

まずはファレホ「エルフィックフレッシュ」を全体に薄く塗布。これにより、後のカラーがきれいに発色しやすくなります。大きなデカ消しサイズでも3~4分で下地が完了しました。


各カラーで彩色

  • ボディ(肌色):ファレホ「ベーシックスキントーン」を使用。ラーミアンメディウムで薄めてムラを防止。
  • コスチューム(白):モデルカラー「ホワイトグレー」。純白ではなく少しグレーが入った色味。
  • 黒部分:ゲームカラー「ブラック」で瞳や額の肉マークを極細筆で塗装。
  • 赤部分:ゲームカラー「ブラッディレッド」をマスクのあご部分に。
  • :ゲームカラー「スクイッドピンク」で彩色。

さらにシタデルカラー「スケルトンホード」を流し込み、陰影をつけて立体感を表現しました。


仕上げと完成

最後にボディとホワイトグレーを重ね塗りして発色を整え、ソフト99のボデーペン・クリアを吹き付けて保護。乾燥後、台座にセットして完成です。

かかった時間は約60分。昭和の玩具を令和の技術で蘇らせた、懐かしくも新しいキン肉マンが仕上がりました。


使用した塗料・筆について

  • ファレホ(ゲームカラー/モデルカラー):隠ぺい力が高く、筆塗りでも滑らかに発色。
  • シタデルカラー:質感表現や陰影付けに最適。
  • :面相筆を中心に、広い箇所は刷毛で効率的に塗装。

まとめ

今回は昭和のデカ消し「第3弾C型 キン肉マン」を原作カラーでリペイントしました。筆塗りならではの味わいが加わり、往年の造形がさらに映える仕上がりになりました。

この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年6月5日

Posted by Mさん模活時間の記録