#516 抜かずに色塗りしてしまったあとで、表面に出てしまった「可塑剤」をキンケシから抜く方法
以前のキンケシ可塑剤対策で「上手くいかなかった」事例として紹介したこの、テカテカになってしまった
(事前に可塑剤を抜かずに塗ってしまった)バッファローマンとアシュラマン。
・昔のキンケシで、丸越製の「デカ消し」って知ってますか?
・昭和レトロのキン消しを塗装した時に、「ベタベタ」になった
・水性アクリル塗料でゴム消しフィギュアを塗装
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対症療法として、こんなテカリ防止の溶剤を塗ったりもしましたが全然だめで、
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あきらめていたら、ひょんなことから裏技的に、ちゃんとマット仕上げの状態に戻す方法が見つかったんです。
ベンジンに漬け込む(そのまま)
色塗り前のデカ消しの可塑剤を抜くのと同様に、この色塗り完了後のデカ消しを、ベンジンに漬け込みます。
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ベンジンを使用する際は、使用上の注意をよく読み、正しい用法で使いましょう。
マスクと、手袋を付けるのを忘れずに。
ベンジンは薬局の洗剤コーナーで売っていたり、ネットでも買うことができます。
3日ほど、放置して待ちます。
ベンジンは揮発性で臭いもあるので、必ず蓋をしましょう。
3日後に取り出しました
手が液に触れないように、ピンセットなどを使って取り上げましょう。
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こんな感じなんですが、もちろん液体に使っていたのでその水分が表面に付いてます。
これを水で綺麗に洗い流して、乾かすと、、
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この通り、つや消し、マットの状態になっています。
正確には、色塗りした直後のつや消し状態に戻った、という感じでしょうか。
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遠目に見る分にはこれで十分、、ただ、結局、可塑剤が入ったデカケシの表面積に色塗りをしていますから、中の可塑剤が抜けて小さくなった分、塗膜が余分になるので、しわ寄せになったり、気泡が目についたりはします。
気になる場合は、重ね塗りなどでリペイントするのが良いかと思います。
応急的にテカテカ状態から脱出できた、ということで。
本来は、この手順をしっかり色塗り前に行っておく、ことが一番重要ですね。
仕上げ塗装をしました
せっかくなので、以前はしていなかった影づけ、ドライブラシ仕上げだけしておこうかな、と。
今回使った塗料は3つ、あとは細部用に、ガンダムマーカーの0.3㎜シャープ。です。
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まず、筋肉の筋などスミ入れ的に、シタデルカラー・シェイドカラーの「レイクランド・フレッシュ・シェイド」を。
次に、バッファローマンのアームカバーやロングホーンの筋に、ガンダムマーカーのシャープで線を書き書き。
特に影になっているところに、「ナルン・オイル」というシェイドカラーを使いました。
最後に、DIOのドライブラシ専用塗料の、少し濃いめのフレッシュカラーで肌の質感を少し出しました。
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色塗り後は、ソフト99のボデーペン、トップコートを吹き付けて完成。
◆バッファローマン
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◆アシュラマン
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こちらが塗装後です。
もちろん可塑剤をしっかり塗装前に抜いていたのと比べると品質が劣りますが、あとテカテカ、ベタベタ状態に比べると、ずいぶんマシになったと思います。
ということで今回は応急対処的な、可塑剤が出てしまった場合のキン消しのテカテカ解消方法、でした。
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