【キンケシ塗装レビュー】レギュラーサイズ・パート2「モンゴルマン」を原作カラーでリペイント#363
1980年代当時物のレギュラーサイズ・キン消しパート2より「モンゴルマン」を筆塗りリペイント。原作カラーを再現し、水性アクリル塗料で仕上げた塗装工程と完成レビューを詳しく紹介します。
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当時物キンケシ・パート2「モンゴルマン」塗装レビュー
今回はレギュラーサイズの当時物キン消し、パート2から「モンゴルマン」を塗装しました。

この弾はジェシーメイビアやブラックホールなど人気超人が多数ラインナップされており、当時のファンを魅了したシリーズです。


塗装前の状態確認
塗装前のモンゴルマンは、大きな損傷や変形はありませんが、汚れや黒ズミが目立つ状態でした。
ペイントには支障がないため、そのまま下処理から作業を進めました。



キンケシ塗装の下処理工程
キン消しやデカ消しの塗装では、以下の流れで下処理を行います。

- 煮沸処理 – ゴムを柔らかくして形を整える
- ベンジン漬け込み(1~2日) – 可塑剤を抜いて塗装しやすくする
- 乾燥後、つや消しスプレー吹き付け – Mr.スーパークリアで塗装下地を作成



この工程で、塗料のノリが格段に向上します。
使用塗料と筆塗りの基本スタイル
塗装は水性アクリル塗料を使用。

- 基本:ファレホ(Vallejo)
- 補助:シタデルカラー(Citadel)
すべて筆塗りで、細部は面相筆、広い部分は平筆を使い分けました。
塗装工程の詳細
下地塗り
- ファレホ ゲームカラー・エルフィックフレッシュ
→ 全身に下地として塗布。後の発色を良くする重要な工程です。

色分け1:肌色
- ファレホ モデルカラー・ベーシックスキントーン
→ 上半身とマスク部分に使用。標準的な肌カラーで自然な仕上がり。

色分け2:黒
- ファレホ ゲームカラー・ブラック
→ 髪とシューズに使用。極細筆で丁寧に塗装。

色分け3:白
- ファレホ ゲームカラー・デッドホワイト
→ 目とシューズの一部に使用。隠ぺい力が強く、発色も鮮明。

色分け4:赤(メインカラー)
- ファレホ ゲームカラー・ブラッディレッド
→ パンツ、リストバンド、髪結い、マスク模様に使用。
→ 鮮やかな赤で、モンゴルマンの特徴をしっかり再現。

スミ入れと補色
- シタデルカラー コントラスト・スケルトンホードを薄めて流し込み、陰影を強調。
- その後、再度ベーシックスキントーンで補色して立体感を演出。

塗装時間と仕上げ
塗装時間は約50分。
最後にソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付けてコートし、完成です。

完成レビュー
台座にセットし、フロントビューからリアビューまで確認。
原作カラーを意識した仕上がりで、シンプルながら存在感あるモンゴルマンが完成しました。



まとめ
今回は、レギュラーサイズ・パート2「モンゴルマン」の当時物キン消しを原作カラーで筆塗りリペイントしました。
小サイズゆえに細部塗装は苦労しましたが、水性アクリル塗料を活用し、原作らしい雰囲気を再現できました。












