#369【デカ消し塗装しました】ベンキマン 丸越第4弾・キンケシ
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第4弾D型の、ベンキマンをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました
・昔キン肉マンにいた「頭にウ〇コを乗せた」の超人は、、?
・昭和レトロ、当時のキン消しってペイントできるの?
・ゴム消しフィギュアをべたつきなく塗装するには

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可塑剤を抜く塗装前の下処理
第4弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
おそらくキン肉マンのアニメブームも隆盛だったころ発売
キン骨マンやイワオといったおなじみのキャラクターや、モンゴルマン・ザニンジャなど、強力超人たちも数多くラインナップされていました


まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんが、曲がりクセがありました。自立できるように矯正しながら、
いつもの工程で下準備を進めていきました



キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
ペイントの様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

今回の塗装で使用した塗料はこちら
デザインが少々異なりますが、アニメカラーを意識してペイントしていきました

まずは、頭部、エラードオブジェに、シタデルカラーのBASE、ラカルスフレッシュを塗りました
このカラーがそのまま仕上げ色になりました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です

続いて赤 目を塗り入れました
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

ゲームズワークショップ(GAMES WORKSHOP)
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続いてシタデルカラーのBASE、セレストラグレイ
この辺りは微妙な色の変化で、グレー・白・薄いブルーを入れていきます

手の部分に黄色
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです
黄色の塗料ではなかなか隠ぺい力の強い方。キン消しの地に直接塗れました

ここでボディの和式ベンキの部分
シタデルカラーのBASE、コラックスホワイトです
白のカラーですが、粘性高く・隠ぺい力の強いカラー
このカラーで、台座の下地にもしました

メインボディは2回の重ね塗りでしっかり色を出します
ファレホのゲームカラー、グレイシャーブルーです

ここで台座を上塗り
超人オリンピックのリングのカラーイメージで、シタデルカラーのLAYER、ローザンブルーを塗りました
先に塗った下地の白が効いて、しっかり着色できました

ゲームズワークショップ(GAMES WORKSHOP)
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足は青にします
同じくシタデルカラーの青、マクラーグブルーです
一番オーソドックスなシタデルの青
このカラーも、扱いやすい、重用している塗料です

ボディカラーのファレホ、グレイシャーブルーを重ね塗りです
これでしっかり色が出てきました

仕上げにファレホのゲームカラー、デッドホワイトを水で溶いて薄めた状態でボディの目地に流し入れました
一部、フェイスの上塗りにも使っています
かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
塗ったカラーのアニメ版とは造形の異なる、原作イメージのデザインのベンキマンです

フロントビューからリアビューまで



まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第4弾
ベンキマンをアニメカラーイメージでペイントしました

いろいろ調べたのですが、このデカ消しの造形(頭のモニュメント、、)はアニメ版では存在しないのですね。
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