昭和キンケシを原作カラーで蘇らせる!デカ消し「スカイマンVSジェロニモ」塗装記録 #1003
昭和に誕生したキン肉マン消しゴム「デカ消し・ファイティングポーズシリーズ」。今回はスカイマンとジェロニモのコブラツイストを原作カラーでリペイントしました。下処理から仕上げまでの筆塗り工程を詳しく紹介します。
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昭和のキンケシを令和に蘇らせる
今回は昭和当時に販売された丸越製「デカ消し・ワザ消し ファイティングポーズシリーズ」から、スカイマンとジェロニモのコブラツイストセットを原作カラーで塗装しました。使用したのは水性アクリル塗料(ファレホ&シタデルカラー)、すべて筆塗りで仕上げています。

このシリーズは全15セット、計30体(重複あり)のラインナップが存在し、ファンには懐かしいアイテムです。


塗装前の状態
入手したデカ消しは経年劣化や落書きが目立つ状態でしたが、ペイント作業には大きな支障がないため、そのまま下処理に進めました。



塗装工程の流れ
デカ消し塗装は大きく分けて以下のステップで進めています。

- 煮沸処理 – 形を整え、油分や埃を除去
- ベンジン漬け – 可塑剤を抜き、塩ビの柔らかさを調整
- 下地処理 – 乾燥後に「Mr.スーパークリア つや消し」を全体に吹き付け



スカイマンの塗装
- 下地はファレホ「エルフィックフレッシュ」を全面に。
- 肌は「ベーシックスキントーン」を重ね塗り。
- 赤:ブラッディレッド(マスク・パンツ・ブーツ)
- 黒:ブラック(瞳・マスクの一部・下半身タイツ)
- 白:デッドホワイト(目)

筆ムラを抑えるため、ラーミアンメディウムを使用し、筆先で叩くように色を乗せるのがポイントです。
ジェロニモの塗装
- 下地は同じく「エルフィックフレッシュ」。
- 靴:ブラック
- 肌:フラットフレッシュ(濃いめの肌色)
- 髪・アームカバー:ソンディアブラウン
- バンダナ・パンツ:レザーブラウン
- 歯:デッドホワイト
- 口内:スカーレットレッド

こちらも最後に肌色を重ね塗りし、自然な質感に仕上げました。
使用した塗料について
- シタデルカラー:高隠ぺい力の水性アクリル塗料。特にBASEシリーズは一度塗りで下地をしっかり覆えるのが特徴。
- ファレホカラー:世界的に評価の高いアクリルカラー。筆ムラが出にくく、広い範囲でも滑らかに塗装可能。

今回の作業時間は2体あわせて約70分でした。
仕上げと完成レビュー
仕上げにソフト99のボデーペン「クリア」を吹き付けてコート。乾燥後、台座を取り付けて完成です。




以前はアニメカラーで塗装しましたが、今回は原作カラーを再現。フレッシュカラーを多めに使った落ち着いた色合いになりました。












