#683【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第9弾(I型)ガンマラー

2024年1月12日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの
第9弾、I型のガンマラーを塗装しました。
劇場版に登場したユニークな造形の敵キャラクターの色塗りです。

塗装の様子をYoutube動画で見る

可塑剤を抜く塗装前の下処理

当時物、第9弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この弾、劇場版第1作の敵キャラ、宇宙プロレス連盟の面々です。
名前のついていない超人も4体ありますね

まずは塗装前の状態です。
細かな黒ずみ、汚れはありましたが塗装に影響あるレベルではありませんでした。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性アクリル塗料(シタデルカラー+ファレホ)で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはコントラスト・アポシカリーホワイト。
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で塗りが速いため、時短に効果があります。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、水性アクリル塗料のシタデルカラーとファレホを併用して塗りました。

塗装にかかった時間は約50分でした。

2色目は、コントラスト・ブラッドエンジェルレッド。

次は目の部分に下地のワープライトニング

4色目にグリフチャージャー・グレイ。
青っぽいコントラストの塗料です。
右手にある銃、ブーツ、左手のグローブ、耳、コスチュームと今回の塗装の一番塗装面積の多いカラーの下地です

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

歯はファレホのゲームカラー・デッドホワイトを塗りました
隠ぺい力の強い白カラー
そのまま仕上げ色になりました

上塗りに入ります。
ファレホのゲームカラー、エスコルピナグリーンで目を上塗り

露出している肌、頭部~首元、腕の部分にはファレホのゲームカラー・グレイシャーブルーです
ライトなカラーですが、隠ぺい力は強い。さすがファレホ。

下地にアポシカリーホワイトを塗った箇所に上塗りしました

ファレホはスペイン発の水性アクリル塗料
明るいカラーも豊富なバリエーションで、最近はフィギュア塗装には欠かせない存在になっています

ボディの一部と下半身は、一般的な青カラー、シタデルカラーのマクラーグブルーを塗りました
今回は濃淡で差を付けた3色の青塗装。
なかなか塗りごたえのあるペイントでした

ブーツ・コスチューム・耳・右手の銃・左手のグローブには、シタデルカラーのBASE、ナイトロードブルーを上塗りしました
いわゆる紺色。隠ぺい力の強いカラーです。
グリフチャージャーグレイを塗った箇所に上塗りしました

塗装面積が大きかったですが、シタデルカラーのテクニカル・ラーミアンメディウムという溶剤を使いながら、できるだけムラにならないように気をつけて塗っていきました

塗装後

デカ消し・でかキンケシは、体長約9㎝のゴム消しフィギュア。通常のレギュラーサイズキン消しよりも一回り大きい仕様で、第1次キン肉マンのアニメブームだった1984年~86年ごろに、各弾約10体、全12弾まで展開されたシリーズでした
株式会社丸越さんから発売されました

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後がこちら。
デカ消しの中でも後発の第9弾、しかも劇場版の敵キャラのみで構成された若干レアなシリーズのデカ消しです。

塗装シーンのみの映像をYoutube動画で

塗装シーンのみを動画にしました

まとめ~あわせて読みたい記事

ガンマラーは、オクトバスドラゴンの用心棒。右腕が銃になっている超人です。
今回のカラーは、劇場版の登場シーンを参考に塗りました
以前に一度、アニメ雑誌掲載のときの黄色カラーで塗装したこともありました

というわけで、今回はでかキンケシ・第9弾から、ガンマラーの色塗りでした。

あわせて読みたい記事

◆キン肉マンの記事TOPIX

◆関連するキン消しの塗装記事

この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年1月12日

Posted by エムサンチャンネル