#654【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第7弾（G型）ノコギラーマン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第7弾、G型のノコギラーマンを塗装しました。
本編での活躍はほとんどなかった読者投稿超人。図鑑カラーを参考に塗りました。
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる
・「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
当時物、第７弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
７弾は、読者投稿超人で構成されたラインナップ。今回のローラーマンをはじめ、スプレー魔神、フォックスマン、マップマン、ゴッドシーサーなど、本編での馴染みがなくてもこのキンケシで遊んだ記憶はある、80年代キッズも多いのではと思います
まずは塗装前の状態です。
汚れ、黒ずみ、ありましたが、キズや損傷はなく形はきちっと保たれていたため、そのまま作業を進めていきました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。（塗料以外）
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤（塩ビを柔らかくする薬剤）を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはシタデルカラーのコントラスト・グリフチャージャーグレイ。
脚部・ブーツの部分とパンツの箇所の青系の下地として着色しました。
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。
濃い銀色を塗る箇所の下地、バシリカヌムグレイです。
ノコギラーマンのメインボディの下地色にしました。
ノコギリの歯の部分は銀色に塗ります
その下地はアポシカリーホワイト。
こちらは目の部分の下地にもしました
こちらが今回のノコギラーマンの塗装で下地などで使用した塗料
シタデルカラーのコントラストとファレホのゲームカラーです。
肌の色は、２種類の塗料を重ねて仕上げます。
まずはファレホのモデルカラー、グレイシャーブルー。
これをキンケシの地に直接塗りました。
粘性の高い隠ぺい力の強いカラーです
上塗りに入ります
こちらが上塗りで使用した塗料です。
水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用して塗りました。
今回の塗装にかかった時間は約60分でした。
メインボディの上塗りはアイアンウォーリアー。シタデルカラーのBASE塗料。
メタルカラーで、顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。
ナイトロードブルー。
こちらもシタデルカラーの隠ぺい力の強い塗料。
濃い青、藍色に近いカラーです。ブーツとパンツに塗りました。
ノコギリの刃の銀は、アイアンハンズスティール。
刃の裏など塗りづらい箇所もありましたが、下地を塗っていたおかげでスムーズでした
目にはシタデルカラーのコラックスホワイトを入れました
肌の上塗りです。
シタデルカラーのシェイドカラー・ドラケンホフナイトシェイドを水で溶いて薄めた状態で染め塗りしました。
ノコギリの刃やボディ部分の仕上げ、質感と陰影を出すために、シェイドカラーのナルンオイルという塗料を使いました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
図鑑でのカラーとは少しカラーリングを変えて塗ったノコギラーマンでした。
当初想定よりも色塗りしてみるとメタルカラーが効いた仕上がりにできました
まとめ～あわせて読みたい記事
デカ消し、でかキンケシは、1984年～1986年ごろ、第1期のアニメ・キン肉マンブームにあやかって展開された、通常の4㎝程度のキンケシよりは一回り大きい約9㎝サイズのゴム消しで、丸越製のものは各弾約10体で、全12弾まで発売されたキン肉マンのフィギュアシリーズでした。
ノコギラーマンは、カナダ出身、のこぎりがモチーフの超人で、超人強度は70万パワー。
全身の丸ノコを使った威嚇も含めた攻撃が得意。
脚部にも装備しているためガニまた姿勢をとっていることが多いとされています
というわけで、今回はでかキンケシ・第７弾から、ノコギラーマンの色塗りでした。
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